ブッダが教える新たな視点「自己中のススメ」
2024年9月8日、東京都北区にある滝野川会館で、初期仏教についての講演会が行われます。この講演会は、「自己中のススメ」をテーマにしており、多くの方が参加できるよう参加費は無料です。
ブッダからの教えは深いものがありますが、特に今回は「自己中」という言葉を新たに捉え直すことを目的としています。「自己中」という言葉は、一般的には協調性を欠いた人を指し、ネガティブな印象を持たれることが多いですが、実際には人が自分自身を大切にすることも、その本音を否定することはできません。
ブッダは「無我」という真理を発見しました。これは、自己の存在自体を幻覚と捉えた教えです。しかし、経典を紐解くと、実際にはブッダはあちこちで「自己中になれ」とも教えているのです。この講演会では、その逆説的な教えについて深く考察していきます。
もしブッダが単に「自己中」だったならば、周囲から忌避され、仏教もその存在を失っていたかもしれません。しかし、彼の教えに従って「自己中」を実践することで、実際には他者に貢献する人格者に成長することができるのです。この事実は、ブッダの教えを理解する上で興味深いポイントです。
講師は誰?
今回の講演会で講師を務めるのは、アルボムッレ・スマナサーラ長老です。スリランカ出身で、若くして出家した彼は、仏教哲学を学び、日本における初期仏教の伝道に注力しています。NHKテレビなどにも出演している著名な僧侶であり、ベストセラー作家でもあります。彼の言葉を通じて、ブッダの教えを聴くことができる貴重な機会です。
お申込みについて
講演会は、9月8日(日)の13時30分から16時30分まで、東京都北区の滝野川会館大ホールで行われます。開場は13時10分からで、定員は500名です。参加を希望される方は、ウェブサイト「こくちーず」にて事前申し込みが必要です。
この講演会を通じて、ブッダの教えや「自己中」の新たな理解を得ることで、人生に役立つ知恵や考え方を学ぶことができるでしょう。複雑な人間関係を乗り越えるために、ぜひこの機会を利用してみてはいかがでしょうか。興味深い話を通じて、自分自身を見つめ直す良いきっかけになるかもしれません。