補助金活用支援サービス「grantassist」がβ版を無償トライアルで提供
2025年2月28日、グローカル株式会社と株式会社NTTDXパートナーは、新たに開発した生成AIを駆使した補助金活用支援サービス「grantassist」の無償トライアルを開始すると発表しました。このβ版のトライアルには、企業や金融機関、商工会、士業といった企業支援機関の10社が対象となります。
1. 背景と目的
現在、多くの中小企業が資金調達の手段として補助金を利用していますが、その利用に関してはいくつかの課題が存在しています。具体的には、「補助金の種類が多く、必要な情報を探すことが難しい」「ネット検索で得られる情報は古かったり、実際の条件と合致しないことが多い」といった問題が挙げられます。加えて、補助金申請に関する経験やノウハウが不足しているため、企業は手探りで進めざるを得ず、補助金を活用する機会を逸してしまうことがあります。
このような課題を受け、グローカルとNTT DXパートナーは、企業とその支援機関が情報収集や申請における悩みを解決するための新しい支援サービスを開発することにしました。
2. 「grantassist」の特長
「grantassist」は、AIを利用した自然言語処理技術に基づき、企業が自社の状況にふさわしい補助金を簡単に探し出せるようなマッチング機能を搭載しています。具体的には、次のような機能が提供されます。
- - 情報収集機能:必要な情報の検索を支援するAI診断やAIスコアリング機能を通じて、最適な補助金を見つけることができます。
- - 高度検索機能:利用者が自然言語で質問するだけで、補助金に関する具体的情報を引き出せる機能があります。この自然な対話形式により、複雑な用語や条件関係なく、簡潔に情報を取得できます。
- - プロフェッショナルサービス:経験豊富な専門スタッフが、補助金の情報収集や申請のサポートも行います。
これにより、企業は手間をかけずに必要な補助金情報にアクセスでき、申請プロセスにおいても安心して進められます。
3. 無償トライアルについて
「grantassist」β版の無償トライアルに参加する企業や機関は、2025年4月30日までの期間中、各種機能を無料で体験できます。これにより、正式リリース版(2025年5月予定)に向けた改善点やニーズを集め、より使いやすいサービス作りに役立てることを目的にしています。
参加希望者は2025年3月31日までに申し込みを行い、応募が多数の場合は選考されることもあるため、注意が必要です。
4. 企業情報
成長を続ける地方創生に貢献する企業であり、主に「G-Finder」というツールを通じて地域活性化事業を行っています。
地域企業や自治体へのDX推進を行うリーダー企業で、地域の潜在能力を最大限引き出す役割を担っています。
このサービスは、中小企業へのさらなる支援策であり、補助金を利用したいが何から始めれば良いのか分からない企業にとって、非常に有意義な機会となるでしょう。今後、正式なリリースに期待が寄せられています。