東村山の思い出ベンチ
2023-03-27 10:12:10

東村山市の公園ベンチが「JID AWARD 2022」受賞!地域住民参加型プロジェクトの成功

東村山市の公園ベンチが「JID AWARD 2022」プロダクト部門賞を受賞!地域住民参加型の取り組みが成功



東京都東村山市にある恩多野火止水車苑と恩多稲荷児童遊園に設置された新しい公園ベンチが、2022年度のJID AWARDプロダクト部門賞を受賞しました。このベンチは、単なる休憩場所としてだけでなく、地域住民の協働と、地元の資源を活かした持続可能な取り組みの象徴として、大きな注目を集めています。

地域の資源と人材を結集した「思い出ベンチ」プロジェクト



このプロジェクトは、市内の公園で伐採された広葉樹を再利用し、地域住民、ボランティア団体、地元の工務店、そして行政が一体となって進められました。家具デザイナーの小泉誠氏と相羽建設株式会社がデザインと製作を担当し、地域住民は試作段階から積極的に参加、ベンチのデザインや使い勝手の改善に貢献しました。

住民参加によるデザインと使い心地へのこだわり



完成したベンチは、「く」の字型と「I」の字型の2種類。どちらもコミュニケーションを促進するデザインになっており、座り心地にも細心の注意が払われています。地域住民による試作段階での意見交換が、快適なベンチの完成に繋がりました。木の塗装作業にも住民が参加し、自分たちが作ったベンチへの愛着が深まりました。

地域の再生と公園の価値向上



このプロジェクトは、単にベンチを作るだけでなく、地域住民の繋がりを強化し、公園の価値を高める役割も果たしました。水車小屋の改修といった、他の地域活性化プロジェクトとも連携することで、公園全体の魅力向上に貢献しています。ベンチの裏には寄付者の名前が刻まれ、地域住民の想いが込められています。

具体的な取り組み



プロジェクトの具体的な流れは以下の通りです。

1. 伐採樹木の活用: 市内公園で伐採された広葉樹を製材、乾燥処理。
2. 市民対話: 公園の利用方法や理想の姿について、地域住民と意見交換を実施。
3. 地域名所の復活: 水車小屋改修と連携した取り組みとして、ベンチ設置プロジェクトが発足。
4. 試作と共有: 試作段階で地域住民と角度や高さなどを検証、意見を反映。
5. 住民参加による製作: 木の塗装など、地域住民が製作に参加。
6. 職人と連携: 設置場所に合わせて金具を組み合わせ、柔軟な設置を実現。
7. 寄付者の名前を刻印: ベンチの裏に寄付者の名前を刻印し、感謝の気持ちを表現。

未来への持続可能な取り組み



「思い出ベンチ」プロジェクトは、地域資源の有効活用、地域住民の参加によるコミュニティ形成、そして公園の価値向上という三つの側面から、持続可能な社会の実現に貢献するモデルケースと言えるでしょう。東村山市におけるこの成功例は、他の地域における同様の取り組みの促進に繋がる可能性を秘めています。

まとめ



東村山市の「思い出ベンチ」プロジェクトは、行政、地域住民、デザイナー、工務店が一体となった、地域活性化の成功例です。この取り組みは、JID AWARD 2022プロダクト部門賞を受賞するなど、高い評価を得ています。公園を訪れ、その快適な座り心地と、地域住民の温かい想いを体感してみてください。

会社情報

会社名
相羽建設株式会社
住所
東京都東村山市本町2-22-11
電話番号
042-395-4181

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