福山・鞆の浦で開催される観光鯛網祭り
2025年4月26日から28日にかけて、また5月3日から6日まで、広島県福山市に位置する鞆の浦で「観光鯛網」が実施されます。この伝統行事は、約400年前に始まった「鯛しばり網漁法」を再現したもので、訪れる人々に地元の文化や技術を体験する機会を提供しています。
このイベントには、森下仁丹株式会社が協賛します。森下仁丹は、地域に根ざした活動を行っている企業で、創業者の森下博は鞆の浦の出身でもあります。彼の精神を引き継ぎ、地域振興や伝統文化の保存に貢献する姿勢が評価されています。
鞆の浦観光鯛網の魅力は、鯛しばり網漁法の豪快な様子を実際に見ることができる点です。参加者は、仙酔島から出発する観覧船に乗り、漁法の実演を観賞します。この漁法は、春に産卵のために帰ってくるマダイを獲るためのもので、江戸時代から続く歴史ある技術です。その文化的重要性が認められ、2015年には福山市の無形民俗文化財に指定されました。
鯛網祭りの詳細
開催日程
- - 日程: 2025年4月26日(土)、4月27日(日)、4月29日(火・祝)、5月3日(土・祝)から5月6日(火・祝)までの間に行われます。
- - 時間: 各日、11時00分から1回限り行われます。
特典
観覧者には特典が用意されています。抽選で鯛や保命酒がもらえるほか、鯛網で捕れた新鮮な鯛や小魚を特価で購入することができます。さらに、鯛網終了後には無料で鞆の浦の史跡を巡る案内も実施されるため、地域の歴史を学びながら楽しむことができます。また、鯛網観覧券を提示することで、福山自動車時計博物館への無料入館も可能です。この特典は2025年12月31日まで適用されます。
乗船場所
- - 仙酔島乗船場 (住所: 〒720-0202 広島県福山市鞆町後地)
- - 所要時間: 約1時間15分です。
- - 公式ホームページ: 福山市観光情報
地元への貢献
森下仁丹は、地域の発展を支援するための活動を継続しています。社長自らが現地を訪れ、伝統漁法の体験を通じて地元の活気を体感し、地域との結びつきを強化しています。鞆の浦の魅力を次世代に伝えるため、地域振興や伝統文化の保護に力を入れています。地域社会との協力を重視しながら、今後も様々なプロジェクトに取り組む予定です。
観光鯛網祭りは、観光客にとっては新しい体験であり、地域の人々にとっては誇り高い伝統を感じる貴重な機会です。ぜひ、2025年のこの機会に鞆の浦の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。