国内最大規模の鉄道関連技術展が開催
2023年11月8日(水)から10日(金)までの3日間、千葉県の幕張メッセにて「第8回鉄道技術展2023」と「第5回橋梁・トンネル技術展」が開催されます。主催は産経新聞社、オーガナイザーは株式会社シー・エヌ・ティです。
これらの展示会は、国内外から569の鉄道関連企業及び団体が参加するB2Bイベントで、鉄道業界の最新技術や製品、サービスが一堂に会する貴重な機会です。今回のイベントでは、鉄道を通じた社会インフラの構造、モニタリング、そして維持管理に焦点を当てた技術が数多く登場します。
鉄道技術展の特徴
「鉄道技術展」は、安全性や快適性、環境への配慮、省エネルギーをテーマに掲げており、2010年に始まり、以降は隔年で行われています。出展企業には、JR東日本グループ、JR西日本グループ、東京メトロなど鉄道に関わる大手企業のほか、日本車輛製造や総合車両製作所が含まれています。また、IHI、NEC、三菱電機といったインフラ関連の企業も参加し、それぞれの最新技術が紹介されます。
屋外エリアでは、実際のレール溶接のデモや保線作業の体験が実施される予定で、来場者は臨場感を持って技術に触れることができます。
技術の国際的発展を促進
さらに、今年は「Rail Leaders' Summit in ASIA」という特別イベントも開催され、ヨーロッパやアジアの鉄道業界のリーダーたちが集結し、「持続可能な未来に向けた鉄道の価値向上」をテーマに講演やパネルディスカッションが行われます。この取り組みを通じて、国際的な技術交流が図られます。
地方鉄道応援プロジェクト
展示会の新たな特設コーナーでは、「地方鉄道応援プロジェクト」が展開され、32の地方鉄道事業者がオリジナルのノベルティや地域の物産を販売し、地域の鉄道の魅力をPRします。これにより、地域交流や情報交換の場を提供し、地方鉄道の活性化を図ります。
また、特別セッションでは、経営危機を乗り越え、エンターテインメント性を高めることを目指す銚子電鉄の代表が、その取り組みを熱く語る予定です。
開催の詳細
- - 会期: 2023年11月8日(水)~10日(金)
- - 会場: 幕張メッセ 4~8ホール
- - 主催: 産経新聞社
- - 参加者: 鉄道業界の専門家、エンジニア、研究者をはじめ、地域の公共機関や企業が多数訪れる見込みです。
参加者の皆様は、展示会の中で最新の鉄道技術や橋梁・トンネルの維持管理に関する進展を学び、ビジネスチャンスを広げる絶好のシーンとなることが期待されます。この機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。