デフリンピック出場
2025-11-07 11:55:28

デフリンピック出場!障がい者雇用の新たな照明を浴びるOSPハートフルの挑戦

OSPハートフルの藪野選手が挑戦するデフリンピック



今年11月、東京で開催されるデフリンピックにおいて、OSPハートフル株式会社の社員である藪野英選手がバレーボールに出場します。障がい者雇用において先進的な取り組みを行っているこの企業は、藪野選手の活躍を全力でサポートし、障がい者が能力を最大限に発揮できる職場環境の構築を目指しています。

藪野英選手の成長と挑戦


藪野選手は大阪府出身の23歳。中学1年生の時にろう学校でバレーボールに出会い、初めて健聴者との試合での敗北を経験しました。その際、「聞こえないのによく頑張ったね」と言われたことに悔しさを感じ、誓ったのは「もっと強くなること」でした。この強い意志は彼の競技人生を形作り、昨年には世界大会で日本代表として6位に入賞する成果を収めました。彼は職場でも周囲を明るくするムードメーカーであり、多くの仲間から愛されています。

彼自身はこのようにコメントしています。「手話が共通言語として使われている職場は少ないですし、ここまで障がいに理解があるという環境で楽しく働けることは本当にありがたいです。今大会は日本で初めて開催されるため、絶対に勝ちたいと思っています。メダルを持ち帰って、恩返しを果たしたいです。」

OSPハートフルの「誰もが活躍できる職場」作り


OSPハートフルは、「障がいへの配慮はするが、遠慮はしない」という理念のもと、様々な取り組みを進めています。例えば、従業員全員で定期的に手話勉強会を実施し、基本的なコミュニケーション能力を高めています。また、作業スキルを可視化したスキルシートの作成や、身体への負担を軽減するための動線見直しや作業内容の調整も行っています。これらの施策によって、従業員の安心感が確保され、近年の従業員定着率は100%に達しています。

藪野選手への特別なサポート


大会開催の約1か月前から、藪野選手には特別休暇が付与され、競技に集中できる環境が整っています。通常時も、仕事終わりの練習に参加するための時間調整が行われており、同社の支援体制は非常に手厚いものになっています。藪野選手の成功は、単なる個人の勝利にとどまらず、障がい者雇用の可能性を広げるものとして、多くの人々に希望を与えています。

東京2025デフリンピック概要


この大会は、国際ろう者スポーツ委員会が主催する耳が「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」であり、2025年11月15日から26日まで日本で初めて開催されます。参加国は70~80カ国、選手数は約6,000人と予想されています。バレーボールの開始日程は11月16日からで、競技は駒沢オリンピック公園総合運動場で行われます。

OSPハートフルについて


OSPH株式会社は、障がい者雇用について高い評価を受けており、特に障害者雇用に関する優良な中小事業主としての認定を取得しています。また、大阪府からもハートフル企業教育貢献賞をはじめとする複数の受賞歴を持っています。全従業員の約60%が障がい者という環境において、障がいの有無に関わらず全員が活躍できるような職場の実現に向けて日々努力しています。

未来への期待


藪野選手のデフリンピックでの活躍は、障がい者の社会参加の重要性を再認識させる機会となるとともに、OSPハートフルの取り組みが他の企業にも波及することが期待されます。彼の頑張りが、さらなる理解と支援の輪を広げることに寄与することを心から願っています。


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会社情報

会社名
株式会社OSPホールディングス
住所
大阪府大阪市天王寺区味原本町6-8OSP味原本町ビル
電話番号
06-6763-7110

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