環境に優しい内装材の循環サイクルが実現
株式会社スペースは、商業施設における内装材の廃棄物削減に向けた新しい取り組みを始めました。このプロジェクトは、テナントが退店時に残していく内装材をアップサイクルするもので、具体的には岐阜県本巣市にあるショッピングモール「モレラ岐阜」で実施されています。
アップサイクルの実践
モレラ岐阜では、退店した複数のテナントから取り出された壁面装飾や棚板などの残置物が、新たな什器に生まれ変わります。これらのアップサイクルされたアイテムは、当社の自社工場で加工され、プランターカバーやサインスタンドとしてモレラ岐阜の1階共用部に設置されます。これにより、廃棄物の発生を抑えながら、「SDGsを体感できる商業施設」を目指す同施設の理念に貢献しています。
環境への影響
環境省が発表した数据显示、日本の産業廃棄物は年間約3億7,600万トンに達し、その中の約2割が建設業から排出されています。テナント退店時に発生する内装材の廃棄物は、環境問題の一因となっており、これを解決するための取り組みが必要です。株式会社スペースは、商業施設の運営に特化した企業として、この問題を真剣に捉え、革命的な解決策を模索しています。
未来への展望
このリプロダクト推進室の取り組みは今回はモレラ岐阜で実施されましたが、今後はさらなる循環サイクルの構築を目指し、回収システムの拡充や仕組みを全国各地に展開する計画です。リプロダクト推進室は、企業理念のもと、廃棄物を減らすことで「豊かな社会の実現」に向けた役割を果たしていきます。
リプロダクト推進室の役割
リプロダクト推進室は、株式会社スペースの社員の提案に基づいて設立された部門です。彼らは、スクラップアンドビルドの在り方を見直し、捨てない空間づくりを推進しています。アップサイクルの取り組みを通じて、持続可能な社会の構築に寄与しています。
会社概要
株式会社スペースは1948年に創立され、商業施設や文化施設、娯楽施設の企画から設計、施工までを手掛ける企業です。本社は東京都中央区に位置し、人材育成にも力を入れています。高度な技術力と革新的な考え方を持つ同社は、業界内での存在感を煌めかせています。詳細は公式ウェブサイト
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