ソフトブレーン、新たなAI機能で業務効率化を加速
ソフトブレーン株式会社は、自社のCRMプロダクト「eセールスマネージャー」に新機能「音声入力アシスト」を追加しました。この機能は、音声を録音・解析し、テキストデータとして自動的にCRMシステムに登録するものです。これにより、営業職の業務負担を大幅に軽減し、効率化を図ることができます。
業務拡大の背景
近年、企業の営業職における人材不足が深刻な問題となっています。総務省の国勢調査によれば、ここ10年間で営業職従事者は約58万人減少しました。このような状況を打破するためには、業務の効率化が不可欠です。ソフトブレーンは、この問題を解決するために「esm AIコンシェルジュ」を開発し、1年限定のプロジェクトである「音声入力アシスト」をリリースしました。これにより、営業マンが音声でインプットした情報を瞬時にデジタル化し、資料作成の手間を省くことが可能になります。
「音声入力アシスト」の機能と特徴
1. 音声録音
「音声入力アシスト」は、Web会議や打ち合わせなどの内容を音声で録音することができます。ユーザーは、AIコンシェルジュアプリを起動し、録音を開始すると、その瞬間から音声データを取得します。オンライン会議システムやコールセンターシステムなど、さまざまな場面で利用可能です。
2. 自動データ登録
録音された音声はAIによって解析され、自動的にeセールスマネージャーに登録されます。このプロセスでは、音声データが必要な項目に適切に分類され、迅速に入力されるため、従来の文字起こしや文章作成の時間を大幅に削減します。さらに、登録された情報は検索しやすく、ビジネスの分析に活用することも容易です。
加えて、一般的にAIを導入する際には、複雑なデータの整備や設定が必要ですが、「音声入力アシスト」はアプリをインストールするだけで利用開始できます。既存の「登録支援機能」や「ナレッジサジェスト」とも連携し、すぐに業務に取り入れることが可能です。
今後の展望
ソフトブレーンは、この「音声入力アシスト」を通じてさらに業務の効率化を進め、AIコンシェルジュの利用者を増やす方針です。これにより、企業の生産性向上に寄与し、成長を続けられる環境を提供することを目指しています。
この新機能は1ユーザーあたり月額1,000円(税抜)で利用でき、日々の業務でのストレスを軽減し、生産性を向上させる支援を行います。特に営業職の方々には大きな助けとなるでしょう。
まとめ
今回の「音声入力アシスト」は、ソフトブレーンのCRMだけでなく、企業全体の業務フローにも新しい風を吹き込むことが期待されます。今後もソフトブレーンは、顧客満足度向上に向けた取り組みを続け、様々な業務プロセスのデジタル化に寄与していく所存です。