新たなデータセキュリティ管理プラットフォーム「NAKATAKU」の誕生
近年、デジタルトランスフォーメーションの進展に伴い、企業はAIやデータを活用し業務効率化や新製品の開発を進めています。この動きは、企業競争力を高めるために不可欠ですが、同時にデータ保護やガバナンスの重要性も高まりました。
データ活用の急速な進展とそのリスク
データ活用が多様化する中で、社内外でのデータ取り扱いも増加しています。しかし、企業はサイバー攻撃や内部不正によるデータ漏洩、クラウドサービスの普及に伴い、様々なセキュリティリスクに直面しています。特に個人情報保護法の改正や国際的な規制への対応が求められる中、企業はこれまで以上にデータセキュリティを強化する必要があります。
一度、セキュリティ事故が発生すると企業には経済的損失や法的制裁だけでなく、社会的信用の低下など長期的なダメージが及びます。特に情報漏洩に対する社会の目は厳しくなっており、企業は事前に十分な対策を講じることが必須となっています。
現在のデータガバナンスの課題
しかし、調査によると、多くの企業では適切なデータガバナンスが行われていないことが明らかになりました。具体的には、データの所在や権限管理、ガバナンスの欠如が指摘されています。これによりデータ管理体制が脆弱となり、リスクが増大しています。
例えば、担当者に権限設定を任せる任意性や、シャドーデータの放置、個人情報管理台帳の不備が見受けられ、これらの課題を解決するためには、データの可視化と統合的な管理体制の構築が急務です。
NAKATAKUの概要
NakaTaku株式会社は、これらの課題を解決すべくデータセキュリティ態勢管理サービス「NAKATAKU」を提供します。これは、クラウド内に保存されるデータの可視化やアクセス権限の管理、アクセスログの監視をリアルタイムで行うプラットフォームです。まずは、以下の機能を実装し、今後さらに機能を追加していく予定です。
1. データインベントリ機能
この機能により、組織内でどのデータがどこに保存されているかを一元的に把握できます。継続的なスキャンにより更新性や網羅性を確保し、シャドーデータの検出も実現します。対応するクラウドサービスは幅広く、AWSやGCP、Azureなどが含まれています。
2. 権限管理機能
ユーザーやデータストア別の詳細な権限管理を実施し、人事・労務サービスとの連携により、部署別での権限設定が可能です。さらに、退職者や休職者の権限を自動的に排除することで、リスクを軽減します。
3. アクセス監視
ユーザー別や部署別のアクセスログをリアルタイムで監視し、不正アクセスの早期発見やデータ管理の最適化を図ります。
今後の展開
今後は非構造化データへの対応や機械学習を用いた機密性の分類、リスク評価、高度な異常検知とアラート通知などを計画しています。法規制に基づいたセキュリティポリシーの適用も進めていく予定です。
事前登録のご案内
「NAKATAKU」は現在、事前登録を受け付けています。興味のある企業は、ぜひ以下のURLから登録してください。登録後、順次ご案内いたします。
NAKATAKU事前登録サイト
企業情報
NakaTaku株式会社は東京都港区に拠点を置き、データセキュリティプラットフォーム「NAKATAKU」の企画・開発・運営を行っており、2024年1月に設立されました。社名やサービスに関する詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。
今後のデータ活用をより安全に行うため、企業の皆様には「NAKATAKU」への関心を高めていただきたいと思います。