多様化する人材育成とリスキリングの未来へ
2025年に向けて、日本では「コンプティア人材育成サミット2025」が開催されることが決まりました。これは、急速に変化する人材ニーズや2025年問題といった課題に取り組む重要なイベントです。
サミットの背景
日本政府が「ジョブ型人事指針」を策定し、リスキリングの重要性が高まっている今、IT業界ではスキルファーストの採用が進行中です。最近のCompTIAの調査によれば、スキルベースの採用に対する人事担当者の認識は大きく変化しています。特に、AppleやGoogleなどの大手企業が学位要件を撤廃する方針を打ち出しており、求職者が持つスキルがその人の能力を証明する指標となっています。
人材育成サミットの内容
このサミットでは、CompTIAのチーフ・テクノロジー・エバンジェリストであるジェームス・スタンガー氏が米国および国際的な視点から人材マネジメントのパラダイムシフトについて解説します。特に、テクノロジーに寛容なワークフォース文化を構築するためのリーダーシップや、競合プロセス、モデルの調和に関して焦点を当てます。
また、日本においても「2025年問題」が懸念されています。特に、シニア世代の大量離職がもたらす人材不足は深刻な課題です。この問題に対する対策として、シニア層から若年層への知恵の移転が重要であることが強調されます。このため、シニア世代が短期間で雇用される「ギグワーカー」としての役割や、世代間の知恵伝達を促進する新たな手法も紹介される予定です。このような取り組みを通して、シニア層と若年層の職務を交代する「バーチャルなジョブ・スワッピング」の考え方も具体的に提案されます。
参加企業の事例
さらに、会議には他の企業も参加し、自社における人材育成の事例を紹介します。特に、エプソン販売株式会社の内海さんからは「ビジネスアーキテクトの育成に関する取り組み」についての講演が行われます。また、NTTコミュニケーションズ株式会社や株式会社ワールドフェイマスの担当者も、それぞれの企業における人材育成の成功事例や課題についてお話しします。
開催詳細
- - 日時: 2025年1月28日(火) 14時~17時30分
- - 場所: ベルサール神保町 2F Room A+B+C
- - アクセス: 九段下駅から徒歩3分、神保町駅から徒歩4分
- - 参加費: 無料
申し込み方法
参加を希望される方は、
こちらのリンクから申し込めます。必要事項を記入の上、送信してください。
CompTIAについて
CompTIAは、1982年に設立されたグローバルなIT業界団体で、約7,500万人のプロフェッショナルを支えるエコシステムを代表しています。IT教育、トレーニング、認定資格の提供を通じて、業界の成長と人材育成を推進しています。
この貴重な機会を通じて、多様化する人材ニーズに対する理解を深め、今後のキャリア形成に役立てていきましょう。