株式会社シーフードレガシー、10周年を迎えB Corporation™認証取得
株式会社シーフードレガシーは設立から10年を迎え、環境や社会に配慮した企業としての国際的評価を受けるため、B Corporation™認証を取得しました。この達成は同社が掲げる「海洋生態系を未来世代に引き継ぐ」という理念の具現化に向けた重要なステップです。
設立の背景と目的
2015年に設立されたシーフードレガシーは、水産業界における持続可能性の向上に貢献することを目指しています。その活動の中で、サステナブル・シーフードの重要性を知らせ、市場や政策の変革に寄与していくという使命を果たしてきました。これまでの努力が評価され、企業の公益性を示すB Corporation認証を取得することは、特筆すべき成果です。
B Corporation™認証の意義
B Corporation認証は、米国に本拠を置くB Lab™によって運営される国際的な認証制度です。この認証は、企業が社会や環境に考慮し、広範な利害関係者に対して利益をもたらすかどうかを評価基準としています。シーフードレガシーは、ガバナンス、ワーカー、コミュニティ、地球環境、カスタマーの5つの評価分野において、そのスコアが87.7点に達し、特にカスタマー向け施策が高く評価されました。
代表取締役社長のメッセージ
代表取締役社長の花岡和佳男氏は、企業の活動が公益性の高さを実証したことに喜びを示しています。「私たちは、多様なステークホルダーと共に、次世代が豊かな海の恵みを享受できる社会の実現に向けて尽力してまいります」と語っています。この言葉には、シーフードレガシーの確固たる決意が込められています。
短期的な成果と今後の展望
シーフードレガシーが取り組んできた活動には、持続可能な水産業の推進だけでなく、国内市場における過剰漁業やIUU漁業の防止に向けた法整備、金融機関との協力による環境と人権情報の透明性向上などが含まれます。また、同社はこれまで東京サステナブルシーフード・サミットを通じて、水産業界の進展を紹介し続けてきました。
海洋資源の持続可能性に向けたビジョン
一般社団法人B Market Builder Japanの溝渕由樹氏は、シーフードレガシーが持つ「水産物を未来世代に継ぐ」という理念がB Corporationの宣言と共鳴していることを評価しました。彼は、同社が目指す「インクルーシブかつ持続的な経済」の実現に向けて共に歩めることを期待しています。
結論
株式会社シーフードレガシーのB Corporation™認証取得は、彼らのこれまでの努力が広く認識されることを意味しています。そしてこの10年を経て、未来へつながる革新の道を切り開くことを期待されています。公式ウェブサイトやSNSで様々な活動の詳細が発信されており、引き続き注目が集まります。