新たな拠点「Queer Space」
2025-11-26 12:44:31

LGBTQ+の未来を育む新コミュニティスペース「Queer Space Tokyo」の誕生

新たな拠点「Queer Space Tokyo」の紹介



2026年1月16日、東京の新宿区にLGBTQ+の人々とそのアライのためのコミュニティスペース「Queer Space Tokyo」がオープンします。このプロジェクトは特定非営利活動法人東京レインボープライド(TRP)が手がけており、安心してつながり、自分らしい未来を描くための場として位置づけられています。

Queer Space Tokyoとは?



「Queer Space Tokyo」は、LGBTQ+の人々が集い、学び、そしてつながることができる常設のコミュニティスペースです。日常生活において直面する「働く」「暮らす」「将来を考える」といった場面で生じる不安や迷いに向き合うためのサポートを提供します。具体的には、ライフプランやキャリア、ウェルビーイングをテーマにした講座やワークショップ、交流イベントが展開される予定です。これにより、一人ひとりが自分らしい「これから」について考えるきっかけと、新たなつながりが生まれることを目指しています。

さらに、講座を通じて人々が自然に集まれるよう、「ひらかれた場」を作り上げ、情報交換や休憩に利用することができる空間として発展させていく予定です。

立ち上げの背景



TRPは以前よりプライドパレードやフェスティバルなどのイベントを通じてLGBTQ+の可視化や、様々な人々が交流する機会を創出してきました。例えば、2025年のTokyo Prideでは約27万人が参加し、多くの当事者たちが安心して自分を表現する時間を楽しみました。しかし、イベントが終わると日常生活に戻り、そのつながりを維持する場が不足しているという課題が残ります。

多くのLGBTQ+の人々が「当たり前」と思われるようなライフスタイルの選択肢でも、不安や葛藤を抱えている現状があります。たとえば、将来の住まいや仕事選び、貯蓄や家計の形成など、日常生活の中で直面する選択は、他者とは異なる視点を持つLGBTQ+の人々にとってはより複雑に感じられることが多いのです。

こうした日常をサポートするために、「Queer Space Tokyo」が設立されることになりました。

提供する主なプログラム



「Queer Space Tokyo」では、以下のようなプログラムが予定されています。

1. 学ぶ・将来を描く



講座の内容としては、ライフプランやキャリア形成、ウェルビーイングに関する講座を用意しています。特に、2026年1月にはファイナンシャル講座やLGBTQ+に関するエンパワーメント講座など、実践的な内容を通じて自分らしい未来を描く力を育むことを目指します。

2. コミュニティの交流



目的やテーマに応じた交流会や小規模トークイベントを通じて、多様な背景を持つ人々が集まる参加型プログラムを展開します。こうしたプログラムは、参加者同士の新しいつながりを生む機会となるでしょう。

3. ひらかれた空間へ



日常的に利用可能な場として、講座やイベントに参加した人々が気軽に立ち寄れるような空間を目指します。休憩や情報交換ができる「ひらかれた日常の場」として多くの人々に親しまれることが期待されます。

施設基本情報



  • - 名称: Queer Space Tokyo(クィアスペーストウキョウ)
  • - 所在地: 東京都港区南青山7-10-3 南青山STビル1F
  • - オープン日: 2026年1月16日(金)
  • - 主催: 特定非営利活動法人 東京レインボープライド

TRPは社会におけるLGBTQ+の人々の権利や理解を深めることを目指し、様々な教育・啓発事業を展開しています。「Queer Space Tokyo」が、この理念の中で重要な役割を果たすことが期待されています。

詳細情報については、2025年12月より特設ページが公開される予定です。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人 東京レインボープライド
住所
東京都新宿区新宿2-4-9中江ビル4階
電話番号
03-6384-2768

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