産休育休の見えない課題を短歌で解決する「tanQA」
近年、ワークライフバランスの重要性が叫ばれ、育休制度も普及が進んでいます。しかし実際の職場では、制度があるにも関わらず、利用するのが難しいと感じる人も少なくありません。その背景には、コミュニケーション不足や相互理解の欠如があるのです。そんな職場環境にスポットを当て、株式会社大広が開発したのが新しいカードゲーム「tanQA」(タンカ)です。
tanQAの基本概念
「tanQA」は、産前産後の状況をテーマにしたカードゲームで、プレイヤーは与えられた上の句カードに対して、手持ちの下の句カードを使い、短歌を作るという内容です。この方式により、参加者は自分の感情や職場の雰囲気を表現しやすくなります。
ゲームには、実際のアンケート調査から得られた120種類の多様な下の句カードが用意されており、プレイヤーは限られた選択肢の中から自分の思いを短歌として言語化することで、他者との対話が生まれます。このプロセスが、参加者同士のコミュニケーションを活性化させ、心理的安全性を高めるのです。
開発の背景と意図
「tanQA」は、育児休業制度が整備される中で、なぜまだ制度の利用が進まないのかという疑問からスタートしました。多くの人が感じる「見えない課題」を明らかにし、相互理解を促進するために開発されたこのゲームは、チームの絆を深めるきっかけにもなることでしょう。
実際に、ゲームを通じて笑いが生まれる瞬間や、心に響く共感があらわれる瞬間を目の当たりにできます。また、産後リカバリープロジェクトとの連携によって、出産後の母体のケアについても意識を向けることが期待されています。
ワークショップでの活用
大広は「tanQA」を通じて、職場の産前産後のコミュニケーション課題を把握し、具体的な解決策を見出すワークショップを開催しています。特に、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)を考慮した取り組みが求められる中で、人事や管理職の皆さまには、このツールの導入を検討していただきたいと思います。
無償提供の特典
さらに、リリースを記念して、先着3社には「tanQA」を活用した社内ワークショップを無償で提供するキャンペーンも実施しています。興味のある企業は、ぜひお問い合わせください。
「tanQA」は単なるゲームではなく、産休育休に対する職場環境の改善を目的としたコミュニケーションのツールです。私たちの社会がさらに良い方向に進むために、この新しい試みをぜひ活用してみてはいかがでしょうか。