コンクリートコーリング、ISO 30414認証取得
コンクリートコーリング株式会社(西日本)は、この度、人的資本開示の国際ガイドラインである「ISO 30414」の認証を取得しました。この認証は、中小企業を対象にしたものであり、建設業界では初の快挙となり、国内全体では19社目の取得になります。
特に注目すべきは、コンクリートコーリング(西日本)が取得に向けて取り組んできたプロセスです。代表取締役社長の藤尾浩太氏は、「私たちは2022年に人的資本経営に取り組むことを宣言し、以降、情報開示を強化してきました。」と述べています。
ISO 30414認証取得の背景
この認証取得は、コンクリートコーリングにとって、社内部門の体制を整える重要なステップです。具体的には、情報の信頼性や信任を高めることを目指しています。また、社内の責任体系を見直し、システムを使ったデータ管理を強化することで、信頼性を向上させる取り組みも行いました。
コンクリートコーリングでは、人的資本情報開示の目的として、以下の三点を挙げています:
1. 従業員に会社の方針を明示すること
2. 求職者やその家族に安心感を提供すること
3. 人事課題を解決し「良い会社」へと成長していくこと
「People Fact Book 2025」レポートの発行
コンクリートコーリングは、ISO 30414の認証を祝して、「People Fact Book 2025」という人的資本開示レポートを発表しました。このレポートは、人材に関する重要な情報を提供し、企業の方向性や進捗状況を示すものです。発行日は2025年2月28日です。
内容の概要
この報告書では、企業の人的資本に関する指標やデータを明示し、特に透明性が求められる現代において、どのように対応しているかを示しています。
コトラの支援による認証取得
コンクリートコーリングのISO 30414認証取得は、株式会社コトラの人的資本コンサルティングサービスの支援により実現しました。コトラは、経営陣へのインタビューやISO 30414規格のレクチャー、開示体制の構築といった幅広いサポートを提供しました。
コトラは、今後も企業の人的資本開示を積極的にサポートする方針です。
コンクリートコーリング株式会社について
コンクリートコーリングは、大阪府大阪市に本社を置き、1978年からコンクリートの切断や穿孔を手掛ける企業です。
所在地:大阪府大阪市都島区毛馬町5-15-28
設立:1978年11月11日
公式ウェブサイト:
コンクリートコーリング
最後に
今後、コンクリートコーリングのように、他の中小企業も人的資本の強化や情報開示を積極的に行っていくことが期待されます。人材の登用や管理がより重要視される時代において、ISO 30414の取得がどのようなインパクトを及ぼすか、さらなる注目が集まります。