ADIが過去最多の参加者数で事業説明会を開催
株式会社アーキテクト・ディベロッパー(ADI)は、2023年10月、東京ステーションホテルで取引企業様を対象にした事業説明会と懇親会を実施しました。このイベントには、102社から171名が参加し、前年も上回る過去最多の参加実績を記録しました。また、懇親会も68社から130名が参加し、連携強化を図る大変重要な機会となりました。
事業説明会の内容
開会に先立ち、代表取締役社長の木本啓紀氏が「ADIの現在と未来」と題して講演し、640億600万円という前期比103.4%の売上高を基にした成長戦略を示しました。また、最近グループに加わった株式会社佐川工務店の施工体制を強化する意義にも触れました。
さらに、各部門の執行役員からも、新たな3ヵ年計画や組織体制の変革、リブランディングについて発表があり、建築本部からは建築実績と環境への配慮についても説明が行われました。
国土交通省の統計に基づけば、戸建て住宅市場は減少傾向にある一方で、賃貸集合住宅には依然として一定の需要が存在し、ADIはこの分野でも取引企業様の売上向上に貢献することを目指しています。
業界の現状と課題
2025年に向けて、建設業界は多くの課題に直面しています。具体的には、労働力不足、高齢化、資材価格の高騰が挙げられます。国土交通省によると、建設業に従事する労働者は1997年の685万人から2022年には479万人に減少しており、就業者の約36%が55歳以上という現実があります。加えて、資材の価格高騰は、企業の経済的負担や工期の延長、収益性の低下を引き起こしています。ADIはこのような状況に対して、コスト削減だけでなく、取引先との対話や共創を通じてサプライチェーンの最適化を図る努力を続けています。
参加者の声
説明会後に行ったアンケートでは、参加者から多くのポジティブな反響が寄せられました。
- - 「業績に加え、今後のビジョンが分かりやすかった」
- - 「具体的な数値を用いた説明が信頼感につながった」
- - 「環境技術への積極的な取り組みに共感した」
- - 「資料の構成や進行が適切で、理解しやすかった」
こうした意見からも、参加者の事業展望への期待が伺えます。
今後の展望と持続可能な関係の構築
ADIは今後も続く田企業様との対話を大切にし、業界が直面するさまざまな問題解決への取り組みを強化していきます。また、発注者と取引先が共通の目標を持つことで、長期的な視点で価値を創造することが建設業界の発展に必要だと考えています。
ADIの企業理念である「美しい暮らし方を住まいから」に基づいて、人々の生活の質を向上させることが使命とされており、今後も不動産運用の最適解の創造を通じて豊かな未来を実現するべく邁進していく所存です。