青春のひと夏を描いた『NAGISA なぎさ』デジタルリマスター版が登場！

『NAGISA なぎさ』デジタルリマスター版が12月4日に発売

青春の煌めきを描いた『NAGISA なぎさ』のデジタルリマスター版が、2024年12月4日（水）にBlu-rayおよびDVDとして発売されることが決定しました。本作は、2016年に公開された映画で、村上もとかの原作コミックを元に、小沼勝監督が手がけた青春物語です。1960年代、湘南の江ノ島を舞台に、12歳の少女なぎさが体験するひと夏の思い出を、美しい映像とともに堪能できる一作となっています。

作品の背景と監督のこだわり

小沼勝監督は、日活ロマンポルノでの経験を活かし、特に女性キャラクターを繊細に描くことで定評のある才人です。本作は、彼にとって初めての劇場公開一般作品であり、その独自の視点が多くの観客に評価されました。本作は、ベルリン国際映画祭キンダーフィルムフェスト（児童映画部門）でグランプリを受賞し、松田まどかはその演技が国内外で高く評価される結果となり、数々の映画賞を受賞しました。

デジタルリマスターの魅力

今回のBlu-rayは、オリジナルネガからデジタル化を進め、傷の修復やカラーコレクションを施した完全版です。見事によみがえった映像は、当時の雰囲気を再現しつつ、現代の視聴者に新たな驚きを提供します。

ストーリー概要

物語は1960年代の湘南の夏、12歳のなぎさが中心です。彼女は4年前に父親を失い、母親と支え合いながら生活しています。その年の夏休みは、忘れられないひと夏になることが決まっています。伯母が経営する海の家でアルバイトを始め、様々な経験を通じて成長していく姿が描かれます。また、同年代の友人たちとの交流や、東京から帰省した美少女・真美との出会いが、物語に深みを与えています。しだいに出会う Jungen（若者）との関わりを通じて、なぎさは成長します。

映画の音楽とキャスト

本作では、ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」や加山雄三の「夜空の星」といった60年代のヒットナンバーが背景音楽として使用され、当時の雰囲気を一層高めています。また、松田まどかをはじめ、豪華なキャスト陣の演技が魅力の一部でもあります。彼女は500人のオーディションを経てこの役を得た新星で、その演技は絶賛されています。

発売情報

『NAGISA なぎさ』デジタルリマスター版のBlu-rayは、価格6,600円（税込）、DVDは4,400円（税込）で発売されます。Blu-rayには、松田まどかが大人になってからの江ノ島タイムマシンのスペシャルムービーも収録されており、ファン必見の内容です。さらには、製作日誌やブックレットも封入される予定で、製作の裏側に触れることができる貴重なアイテムとなっています。

この機会を逃さず、青春のひと夏をともに思い出す旅に出かけませんか？是非、手に取ってみてください。