大阪・関西万博での特別イベント
TOPPANホールディングス株式会社が、2025年に開催される日本国際博覧会、大阪・関西万博において「TEAM EXPOパビリオン」ステージで特別なイベントを行います。このイベントは、7月27日(日)の午後2時から4時まで開催され、「日本文化の継承と魅力発信―古文書から読み解く歴史―」というテーマで実施されます。
このプロジェクトは、「TEAM EXPO 2025」プログラムの一環として登録されており、日本文化の魅力を広め、未来へつなげるための取り組みとして位置づけられています。特に、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする大阪・関西万博において、過去の技術や文化の継承は重要であり、これはTOPPANグループの使命とも密接に関連しています。
イベントの意義と内容
「日本文化の継承と魅力発信」というテーマのもと、本イベントでは特に2024年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」に注目します。この伝統的な日本酒の製造技術について、古文書を通じてその歴史と今に至るまでの伝承の過程を探っていきます。
日本の酒造りはただの飲み物を作る技術ではなく、気候や地域の風土と深く結びついています。それが文化や祭礼、経済にどのように影響を与え続けたのかを知ることで、私たちの未来社会においてもどのような文化が息づくのかを考えるきっかけとなるでしょう。
登壇者とプログラム
本イベントには、小西酒造株式会社の代表取締役社長である小西新右衛門氏、熊本大学永青文庫研究センター長の稲葉継陽氏、神戸大学経済経営研究所の高槻泰郎氏が登壇し、それぞれの専門分野から見える「日本文化の未来」についてのトークセッションも行われます。
最初の部では、古文書を駆使した研究発表が行われ、TOPPANの古文書解読技術である「くずし字AI-OCR」の実績についても紹介されます。さらに、トークセッションでは各登壇者が集まって、古文書解読がどのように日本文化を未来に継承するかを議論します。
参加情報
このイベントには、残念ながら事前の予約は不要ですが、大阪・関西万博への入場券が必要です。入退場は自由なので、興味のある方は気軽に足を運んでください。また、参加できない方のために、大阪・関西万博のバーチャル万博アプリを通じてライブ配信も行われます。詳細は特設サイトをご覧ください。
まとめ
TOPPANホールディングスのこの取り組みは、急速に変化する未来においても日本文化がどのように重要であり続けるかを探る重要な機会です。古文書という歴史の中に埋もれた知識と、現代の先端技術を融合させることで、次世代へと繋げていくことが求められています。このイベントは、その貴重な第一歩となるでしょう。