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出産後の女性の健康を考えるアンケートの実施

一般財団法人日本女性財団は、特定非営利活動法人リマインドと共催で、出産経験のある女性を対象としたWEBアンケート「1万人ママの声を聞かせて」を2022年4月30日から5月15日までの期間で実施します。この調査は、妊娠中や出産後の母体の身体トラブルや産後鬱、家事や育児、仕事復帰、さらには二人目の出産についての課題を探るためのものです。

出産は病気ではありませんが、妊娠中や出産後に多くの女性が身体的なトラブルを抱えているのが現状です。調査によると、妊娠中の115名の女性のうち90%以上が身体の不調を感じているといいます。これには腰痛や仙腸関節痛、股関節痛といった様々な痛みが含まれます。特に、妊娠中は胎児の成長に伴って体に大きな変化が起こり、その影響で多くの身体的な問題が引き起こされます。

調査の背景と目的

このアンケートの目的は、出産後の身体的な悩みが育児や家事、さらには仕事復帰や二人目の妊娠に及ぼす影響を解明し、それに基づいた支援策を提言することです。近年では、妊娠や出産に関する健康へのアプローチが注目されていますが、実際には多くの女性が身体の不調について誰にも相談できずにいることが問題とされています。

また、リハビリテーションに関する小委員会も今年2月に設置され、マタニティヘルスに関する課題が重要視されています。特に、妊娠中の身体トラブルが育児やママとしての生活に与える影響についてのエビデンスが不足しており、さらなる実態調査が必要とされています。

アンケート参加の呼びかけ

このWEBアンケートは、出産経験を持つ女性たちの声を集め、各種データを基に社会に発信することを目指しています。調査結果は「妊娠中出産後の女性の身体の声」としてまとめられ、5月末には国に対して、「母子手帳の産後健診時の母体身体トラブルに関する項目追記」の要望書を提出する計画が立てられています。

妊娠・出産がもたらす影響

出産は命がけの行為であり、経験者は体調を崩しても自身のケアを後回しにしがちです。それが産後の身体トラブルや精神的な問題を引き起こす原因になっています。新しい生命を迎えるために女性の身体は大きな負担を受けており、そのダメージは身体に深刻な影響を及ぼすことが多いです。

このアンケートを通じて、女性たちが抱える悩みや不安を社会に知ってもらい、支援の輪を広げることが重要です。参加方法は自由で、個人での回答はもちろん、SNSでのシェアや周辺へのチラシ配布も大歓迎です。さまざまな形で、多くの女性の声を集め、今後の施策に役立てましょう。

「1万人ママの声を聞かせて」というプロジェクトは、妊娠・出産を経験する女性が自らの健康を考えるきっかけになることを目指しています。出産後の身体の声をできるだけ多くの人に届け、女性が安心して子育てを行える社会へつながるよう、皆様のご協力をお待ちしています。

アンケートの参加はこちらから

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