智積院襖絵展
2025-12-09 10:05:56

京都の美術館で楽しむモダンアートの饗宴!智積院襖絵展開催

京都の美術館で楽しむモダンアートの饗宴!智積院襖絵展開催



2026年1月20日から3月22日まで、京都府立堂本印象美術館にて「〈没後50年記念〉特別企画展モダンなときめき―智積院襖絵の魅力―」が開催されます。この企画展は、著名な日本画家、堂本印象の没後50年を記念したもので、彼の作品の中でも特に注目を浴びている智積院の襖絵がフィーチャーされます。

展覧会の概要と見どころ


堂本印象(1891-1975)は、日本全国の社寺において数多くの襖絵を手がけたアーティストです。今回の展示では、印象の代表作の一つで、現代女性を描いた《婦女喫茶図》が展示されるほか、彼のモダンな発想による作品が集結します。この襖絵は、昭和33年に智積院の宸殿に飾るために制作されたもので、日本の伝統的な文化に新たな息吹を吹き込む革新的な試みがなされました。

印象は、伝統的な枠組みに囚われることなく、自由な発想で作品を描き続けました。その姿勢は、現代のアートシーンにも大きな影響を与えており、展示される襖絵18面はその証でもあります。特に注目すべきは、野点をする現代女性を描いた《婦女喫茶図》です。この作品は、当時の常識を覆す大胆なモチーフで、見る者を魅了し続けています。

また、印象が茶の湯に親しんでいた背景を踏まえ、茶道具も展示されます。印象はデザインだけでなく、実際に茶道具を手掛けており、特に新収蔵品として紹介される茶杓《アビニオン》や茶碗《雨もまたよし》は、彼の独創性が光るアイテムです。

多彩な作品が集まる


展示の中では、印象の作品の中から特に「モダンなときめき」をテーマにした職員が選んだ作品も並びます。カラフルな抽象画や現代風俗が描かれた作品たちが、見る者を刺激し、心を躍らせることでしょう。これらの作品は、印象の新しいアートビジョンを感じる絶好の機会となります。

展示会詳細


この特別展は、平日には9時30分から17時まで、月曜日が祝日の場合は翌平日に休館します。入場料金は一般800円、高校・大学生500円、65歳以上は400円と、多くの人々に開かれた価格設定がされています。中学生以下及び障害者手帳を持つ方は無料で入場できます。

特に、ギャラリートークやシンポジウムも企画されており、印象の作品について深く学ぶ機会も設けられています。これらのイベントは、彼の作品をより深く理解するための素晴らしい場となることでしょう。

この機会にぜひ、堂本印象の魅力あふれる作品をご覧にお越しください。待ち遠しいこの展覧会で、モダンアートへの新たな認識と感動が得られることでしょう。

会社情報

会社名
京都府立堂本印象美術館
住所
電話番号

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