沖縄・那覇に誕生する剛柔流空手の聖地
沖縄の那覇市壺屋に、新たに「剛柔流空手の聖地・長順館」が設立されることが決まりました。このプロジェクトは、剛柔流空手の創始者である宮城長順の教えを未来の子どもたちに伝えることを目的としています。来る2025年10月28日から、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」を通じて支援の募集が始まります。
剛柔流空手の祖、宮城長順の思い
宮城長順(1888〜1953)は沖縄に生まれ、剛柔流空手道を確立した偉人として世界中の空手家から尊敬を集めています。彼が残した教えの中でも、「人に打たれず 人打たず 事なきをもととするなり」というフレーズは、平和を重んじ、礼節の重要性を教えています。この心の精神を受け継ぐことが、長順館の本質です。
プロジェクトの背景と理念
このプロジェクトを立ち上げたのは、宮城長順の孫である宮城達氏です。彼は祖父が過ごした壺屋の地で、空手を単なる競技ではなく、心を育む文化として広めたいとの強い思いを抱きました。長順館はただの道場ではなく、学びや祈り、交わりを通して空手の原点に触れることができる体験型の施設として構想されています。
「強さと優しさの両輪が祖父の教えです。一挙手一投足には“人への敬意”が込められています。この心を100年先の子どもたちに伝えるために、長順館を創設します。」と宮城達氏は語ります。
プロジェクト概要
長順館は、沖縄の空手文化を未来に引き継ぐ拠点としての役割を果たします。
- - プロジェクト名:剛柔流空手の聖地「長順館」プロジェクト
- - クラウドファンディング期間:2025年10月28日(火)〜11月27日(木)
- - 目標金額:500万円
- - プラットフォーム:CAMPFIRE
- - 支援リターン内容:
1. お礼メッセージ
2. 支援者名の公式HP掲載
3. 館内の壁への支援者名掲示(支援額別サイズ)
4. 会員証、年間パスポート、永久パスポートの発行
館内には宮城長順の像が設置され、訪れる人々がその教えを体感できる空間が作られる予定です。
長順館の3つの柱
長順館は、以下の3つの柱を基に設計されます:
1.
学ぶ場 - 宮城長順の教えや歴史を体験的に学べる常設展示を設けます。
2.
祈る場 - 静かに心を整えることができる祈念スペースを設け、訪問者がリラックスできる環境を提供します。
3.
交わる場 - 国内外の空手家や来訪者が交流し、文化を共有するためのサロンを用意します。
これらを通じて、空手発祥の地である沖縄の誇りを再び地域と世界へと発信することを目指しています。
資金の使い道
集まった資金は、以下の用途に充てられる予定です。
- - 展示制作・資料整理費:200万円(40%)
- - 設計・施工費:150万円(30%)
- - 広報・PR費:50万円(10%)
- - 運営準備費:50万円(10%)
- - 手数料・決済費:50万円(10%)
今後のスケジュール
- - 2025年10月28日:CAMPFIREプロジェクト開始
- - 2025年12月20日:プレオープン
- - 2026年1月:一般公開およびプログラム開始予定
宮城達のプロフィール
宮城達氏は、剛柔流空手の創始者・宮城長順の孫で、TSUBOYA BASE株式会社の代表取締役です。彼は祖父の教え「人に打たれず 人打たず 事なきをもととするなり」を指針に、沖縄空手の精神と地域文化の融合をテーマに活動しています。また、空手観光や地域文化振興にも力を入れています。
詳細・支援のリンク
プロジェクトへの支援や詳しい情報は、以下のリンクから確認できます:
剛柔流空手の聖地『長順館』プロジェクト