大阪・関西万博で開催されるアフリカウィークが未来をつなぐ
2025年8月17日から24日まで、大阪・関西万博の国連パビリオンで「アフリカウィーク(AFRICA WEEK)」が開催されます。このイベントは、国連開発計画(UNDP)が主催し、一般社団法人SackOmiとの共同企画です。アフリカの豊かな文化と創造性が日本の未来と結びつくことを目的とした体験型プログラムが展開されます。
アフリカウィークの意義
アフリカウィークは、同時に開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD9)とも連携しており、日本とアフリカの相互理解と対等なパートナーシップの重要性を強調しています。イベントの目玉は、「未来をつなぐ絵手紙」の贈呈です。全国の小学生がアフリカの子どもたちに向けて描いた絵手紙は、国境や文化を越えた心の交流を象徴しています。
「未来をつなぐ絵手紙」プロジェクト
開幕式では、小学生が描いた絵手紙を贈呈します。このテーマは「あなたとわたし ー 未来を共につくる誓い」で、子どもたちのアフリカへの想いや夢を表現。これらの作品は、アフリカの子どもたちの作品と共に国連パビリオンで展示され、デジタル映像として発信されます。言葉や距離を超えた“未来のメッセージ”は、参加者に新たな視点を提供することになるでしょう。
AIを活用した新しい体験
また、来場者は自分の写真を使い、「アフリカでやりたいこと」や「アフリカへの想い」を入力することで、生成AIによってアフリカンプリントを取り入れたデジタルアートを作成することができます。この取り組みは、文化・技術・想像力を駆使した国際的な対話の新しい形を示しています。
開幕式の重要なプログラム
開幕式には多彩なスピーカーが登壇します。
- - アフナ・エザコンワ(国連事務次長補 兼UNDPアフリカ局長)
- - ウスビ・サコ(一般社団法人SackOmi代表理事)
- - 日本の小学生代表
式典は、開会挨拶から始まり、各スピーカーのメッセージ、小学生による発表と絵手紙贈呈、AI体験紹介が続きます。質疑応答の時間も設けられ、閉会挨拶で締めくくられます。
アフリカウィークを通じての期待
アフリカウィークの目的は、より深い日本とアフリカのパートナーシップを築くこと、未来世代に向けた国際理解を促進し、共感を醸成することです。アートとテクノロジーを通じて、グローバルな共創の可能性を広めていくことが求められています。
このイベントは、アフリカと日本が共に未来を作るための第一歩を示す貴重な機会となるでしょう。子どもたちの感性や想像力が、次の世代への架け橋となることを期待しています。