奈良墨と歌舞伎の新たなコラボレーション
伝統的な芸能である歌舞伎と、長い歴史を誇る奈良墨が手を組み、新たな魅力を持つ「隈取香墨」が誕生しました。この作品は、香りを通じて日本の文化を感じることができる一品です。
伝統と革新の融合
「隈取香墨」は、奈良県奈良市の墨工房「錦光園」が松竹株式会社の隈取図案を用いて制作しました。現代における墨職人の技術を駆使し、香りはすべて天然の香料を使用しています。この墨は、創業150年以上の歴史を持つ「錦光園」の七代目である長野睦によって製造されており、墨型は日本で唯一の専業彫刻師である中村雅峯氏の手によるものです。
この「隈取香墨」には、桜、梅、沈香の3種類があり、それぞれに独自の香りとつながりがあります。これにより、奈良墨を通じて歌舞伎の演目やその背景にある物語を感じることができ、単なる墨の枠を超えた文化的体験を提供しています。
香りのラインナップ
1.
隈取香墨桜(7,700円)
『義経千本桜』に登場する佐藤忠信の“火焔隈”を引き立てる、「桜」の香り。甘美な香りが心を癒してくれます。
2.
隈取香墨梅(7,700円)
曽我五郎の“むきみ隈”を表現した「梅」の香り。青さと甘さが混じり合った魅力的な香りが印象的です。
3.
隈取香墨沈香(7,700円)
荒獅子男之助の“筋隈”からインスパイアされた「沈香」の香り。深みのある上品な香りが漂います。
それぞれの香りは、歌舞伎の演目にちなんだ特別なものとなっており、文化的な背景を感じながら楽しむことができます。
プレゼントにも最適
「隈取香墨」は、美しい桐箱に入れて提供され、湿気から守る効果があるため、上質な状態での保管が可能です。日本国内はもちろん、海外の方への贈り物としても非常に人気があります。この香る墨は、伝統的な工芸品として、また文化的な体験をプレゼントするのに最適です。
先行予約情報
2024年9月15日より「錦光園」のオンラインショップで先行予約が開始され、10月1日からは松竹ストア内の公式通販サイトでも購入可能になります。興味のある方はぜひこの機会に、お買い求めください。
まとめ
奈良墨と歌舞伎のコラボレーションで生まれた「隈取香墨」は、単なるインテリアアイテムではなく、日本の文化を感じるための特別な一品です。職人たちの手による細やかな技術と香りのコラボレーションを、一度体験してみることをお勧めします。