能登半島地震からの復興!香箱ガニ初セリで最高級ブランド『輝姫』が輝きを放つ!
2023年11月6日、能登半島地震からの復興に向け、石川県でズワイガニ漁が解禁されました。11月8日には、加能ガニ・香箱ガニの初セリが石川県漁協かなざわ総合市場と同加賀支所の2か所の市場で開催され、活気に満ち溢れたセリとなりました。
初セリでは、雌のズワイガニ(香箱ガニ)の最高級ブランド『輝姫』が2匹認定され、会場は大いに盛り上がりました。
『輝姫』は、甲幅9.5cm以上、全ての脚が揃い、傷がなく色が美しく、身入りが良いなど、厳しい基準をクリアした香箱ガニだけに与えられる称号です。
初セリで『輝姫』に認定されたのは、かなざわ総合市場で2匹のみ。それぞれ40,000円で落札されました。
初セリ翌日の11月9日には、石川県全域で蟹漁がスタートし、震災後初めて全域での漁が実現しました。
さらに、11月9日には、金沢市の近江町市場にて、復興支援として輪島の香箱ガニを使ったカニ鍋大会が開催されました。地元民や観光客で賑わい、参加者からは「能登の復興を応援したい」「美味しいカニを食べて元気をもらった」などの声が聞かれました。
石川県漁業協同組合の橋本理事(いしかわ四季のさかなPR推進協議会会長)は、「輪島地区で地震後初めて本格的な漁ができたことを大変嬉しく思います。国、県、市など全国の皆様のご支援に感謝します。こうして全国のみなさまに石川県の水産物を食べて応援してもらうことが、漁業者の励みにもなります。今後も、県と一緒になって、石川県の水産物をPRしていきたいです。JFいしかわとして、今後も能登の復旧復興に全力を挙げて取り組む所存です。」とコメントしました。
今回の初セリは、能登半島地震からの復興に向けた大きな一歩となりました。今後も、石川県では、安全でおいしい蟹を全国へ届け、地域経済の活性化を目指していく予定です。
加能ガニと香箱ガニについて
加能ガニは、石川県産の雄のズワイガニのことです。香箱ガニは、石川県産の雌のズワイガニのことです。どちらも、身がぎっしり詰まっており、濃厚な味わいが特徴です。
『輝』と『輝姫』の認定基準
『輝』は、加能ガニの最高級ブランドです。認定基準は以下の通りです。
重さ:1.5kg以上
甲幅:14.5cm以上
全ての脚が揃う
甲羅が硬く、身入りが良い
鮮度の徹底(獲れた日をタグに記載)
資源管理に積極的に取り組んでいる
『輝姫』は、香箱ガニの最高級ブランドです。認定基準は以下の通りです。
甲幅:9.5cm以上
全ての脚が揃う
傷がなく色が美しい
身入りが良い
* 資源管理への積極的な取組
能登半島地震からの復興を応援しよう!
能登半島地震の影響で、多くの漁師が操業を休止していましたが、ようやく漁が再開されました。これからも、安全でおいしい蟹を全国へ届け、地域の活性化に貢献していくことを願っています。