RECORE FUTURE CONFERENCE 2025開催
リユースビジネス向けのクラウド基幹システム「RECORE」を提供する株式会社RECOREが先日、ユーザーイベント「RECORE FUTURE CONFERENCE 2025」を開催しました。リユース業界の未来を共に考えるこのカンファレンスでは、RECORE APIを活用したシステムの可能性に関するセッションや、業界のトップランナーによるトークセッションなどが行われ、参加者は貴重な情報や成功事例を共有する場となりました。
カンファレンスの目的
今回のカンファレンスは、分散したRECOREユーザー間での成功事例を共有し、さらにRECOREの理念や今後の戦略を知ることで、参加者にサービスへの理解とファンになってもらうことを目的としています。リユース業界には連携と協力が重要視されているため、このイベントはそうしたつながりを強化する重要な機会でもあります。
プログラムの内容
カンファレンスは、株式会社RECOREの代表取締役CEOである佐藤秀平氏と株式会社リユース経済新聞社の代表取締役社長・瀬川淳司氏の基調講演で開始されました。ここでは、2025年のリユース業界の振り返りや、来年の予測、さらにはトランプ関税の影響を含む最新動向についてのディスカッションが展開されました。
続いて行われた「RECORE機能開発報告会」では、RECORE事業責任者の菊地浩貴氏が登壇し、「外部連携を強化するRECOREの進化」というテーマで発表が行われました。ここでは、従来のオールインワンSaaS思想から、「RECORE API」の拡張への方針転換が語られ、参加者の関心を引きました。
業界の課題を共に考える
カンファレンスでは、リユース業界の具体的な課題解決をテーマにした3つのトークセッションが進行しました。
1. ささげ業務効率化事例
- - 講師: 株式会社ベイクルーズ 中野拓也氏、グラムス株式会社 村上正継氏
- - 内容: RECOREとグラムス社の連携により、出品点数が3.5倍、EC売上が300%増加する成果を紹介。
2. API連携による倉庫管理アプリ開発
- - 講師: ブックオフコーポレーション 鈴木渡氏、株式会社SRIA 佐藤琢巳氏
- - 内容: RECORE APIを活用した倉庫管理アプリ「ロジAPP」の開発例が紹介され、出品効率が約200%向上する事例が共有されました。
3. 買取・ECサイト構築
- - 講師: 株式会社タイムマシン、株式会社アドシン、RECORE
- - 内容: 買取サイトとECサイトの構築事例についての情報共有が行われました。
USER AWARD 表彰式
カンファレンスの最後には、優れた成果を示した企業を表彰する「USER AWARD」が開催され、様々な分野での活用事例が賞賛されました。運営部門では株式会社ストックラボが顧客対応の向上で、EC部門では株式会社たまやが出品テンプレート設計で部門賞を受賞。CRM部門では株式会社アクトがLINE配信による会員データ運用の優秀な実績が評価され、総合賞には有限会社きたにが選ばれました。
ユーザーの声
株式会社お宝倉庫の久村様は、本カンファレンスを通じてリユース業界の変化と現場での具体的な進化について多くの知見を得られたと語っています。特に、体験価値や信頼の設計に関する各社の取り組みが、業界全体の動向や自社の方向性において非常に示唆に富んでいたとのこと。
RECOREは、今回のカンファレンスで得た知見を生かし、今後もリユース業界全体の発展に寄与していく考えです。
会社情報
株式会社RECOREは、大阪府吹田市に本社を構え、2016年に設立されました。リユース業界向けのクラウド型基幹システム「RECORE」を開発・提供し、フリマやECの一元管理システムの提供、さらにはコンサルティングや参入支援など、様々なサービスを展開しています。今後も業界の発展に寄与するための取り組みを続けていくことでしょう。