CSOフォーラム2024が輝かしい未来を切り開く
2024年11月30日、大阪市で行われた「CSOフォーラム2024」の最終選考会では、日本全国から集まった142団体の中から厳選されたファイナリスト5団体が集まりました。公開プレゼンテーションを通じて、社会課題解決に向けた多様な取り組みが披露され、その中で認定NPO法人SALASUSUが見事にグランプリを受賞しました。
グランプリ受賞の背景
SALASUSUが受賞したのは、カンボジアにおける「内戦中の教師虐殺を経た国で教師育成による公教育改革」の事業です。このプロジェクトは、内戦の影響で厳しい環境にあるカンボジアの子どもたちに質の高い教育を届けることを目指しています。教師育成を通じて公教育システムを改革し、すべての子どもに平等な学びの機会を提供することを目指しています。
評価されるポイントとしては、社会問題解決に向けたアプローチの深さや、これまでの成果、組織の実行力などが挙げられます。青木健太理事長は、「この受賞は多くの方々の支援と、カンボジアで共に課題に立ち向かってきた仲間たちの努力の結果です。これをきっかけにさらなる挑戦を続けたい」と、心境を述べました。
CSOフォーラムとは?
CSOフォーラムは1997年に始まり、四半世紀以上にわたり続いている表彰制度で、社会課題解決を目指す活動を行う市民社会組織(CSO)を対象にしています。1,200以上の企業や団体の支援を受け、個人や団体、企業の取り組みを表彰し、参加者にさらなる成長の機会を提供しています。
2024年受賞者一覧
- - グランプリ: 認定NPO法人SALASUSU(福岡県)【事業名】内戦中の教師虐殺を経た国で教師育成による公教育改革
- - 準グランプリ: NPO法人WELgee(東京都)【事業名】世界の難民と、世界へ挑む「WELgee Talents」
- - ファイナリスト賞: 一般社団法人NIMO ALCAMO(大阪府)など、計5団体が選定されました。
受賞したプロジェクトの影響
SALASUSUのプロジェクトは、単に教育を改革するだけでなく、社会全体に及ぼす影響も大きいと期待されています。カンボジアは未だに内戦の傷跡が残る国であり、教育環境が整備されていない地域も多く存在します。この取り組みにより、次代を担う子どもたちが質の高い教育を受けることができ、将来的なリーダーや変革者が生まれる機会が増えることを願っています。
まとめ
CSOフォーラム2024での受賞は、SALASUSUが目指す教育改革の重要性を再確認させられるものでした。このような市民社会組織の活動は、社会課題の解決に向けた第一歩となることを期待し、さらなる活動の進展に注目が集まります。