新素材「京乃木肌」
2013-08-06 10:00:09
京都産北山杉を使用した新素材「京乃木肌」の魅力と用途
京都産北山杉を利用した新素材「京乃木肌」
京都の伝統的な銘木「北山杉」を100%使用した新しい素材「京乃木肌」が、株式会社KyotoNaturalFactoryとあすなろ商店のコラボレーションで誕生しました。北山杉の特徴を最大限に生かし、極薄でありながらも強度を兼ね備えた「つき板」は、あらゆるシーンで活用可能性を秘めています。
驚異の薄さと強度を兼ね備えた「京乃木肌」
「京乃木肌」は、その薄さわずか0.1mmという驚異的な仕様です。この薄さにも関わらず、折れたり曲がったりすることがなく、まるで本物の無垢木のような肌触りと香りを実現しています。木目を生かしたデザインは、インテリアや家具に自然の温もりをもたらし、その質感は従来の塩ビタックシートに見劣りしません。
多彩な用途
この新素材は、建築材料としての要件を満たし、不燃加工の認可を獲得しています。そのため、マンションやビルの天井板や壁紙としても使用でき、デザイン事務所やハウスメーカーとのコラボレーションで、さまざまなプロジェクトに取り入れられています。
さらに、家具やインテリアグッズ、文具類など幅広い製品に活用可能です。特に、基材として石膏ボードやMDFに直接貼ることができるため、施工が楽で、さまざまなデザインに対応可能です。
商品開発の背景
約10年前からスタートした「京乃木肌」の開発プロジェクトは、京都の伝統工芸を活性化させることを目指していました。北山杉の独特な木目を引き出し、世界に通用するオンリーワンの製品作りを目指しています。今後は、様々な業種とのコラボレーションを通じて、さらに多くの製品展開が期待されています。
開発者の情熱
「京乃木肌」の開発には、株式会社KyotoNaturalFactoryの大橋俊矢社長と、あすなろ商店の林伸之社長が深く関わっています。大橋社長は、化粧品製造業を営む中で京都産素材の重要性に気付き、北山杉を使った製品開発に情熱を注いできました。一方、林社長は北山杉の製造と新商品開発に取り組み、収益を山に返すことを使命として掲げています。
今後の展望
「京乃木肌」は、ますます多くの業界と連携して新しい製品を生み出し、京都の地産地消を促進する新ブランドとしての地位を確立していくことでしょう。この新素材によって、北山杉の魅力が一層広がることが期待されます。持続可能な素材の使用が広がる中、「京乃木肌」はエコロジーとデザイン性を兼ね備えた次世代の可能性を秘めています。今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社京のくすり屋
- 住所
- 京都府京都市中京区 布袋屋町490-3
- 電話番号
-
075-254-6060