書籍『一歩ふみだす勇気』の魅力
新型コロナウイルスの影響で、多くの子どもたちが学校生活に苦しんでいます。給食時の会話禁止や、部活動の制限、さらには学校行事の中止といった状況が続く中、ストレスを抱える生徒たちの姿が調査でも明らかになっています。国立成育医療研究センターによると、小学生のうち15%、中学生の24%、高校生の30%に中等度の「うつ症状」が見られるという結果が出ました。
このような状況の中、『一歩ふみだす勇気~挑戦する力をきみに』という書籍が2021年3月に発売されました。この本は、自転車で日本各地を巡り、各地の学校を訪れて講演を行ってきた高橋惇さんが子どもたちに勇気を与えるために書かれたものです。彼は、教師としての経験を持ちながらお笑い芸人としても活動し、様々な挑戦を乗り越えてきました。元々「旅する芸人」として自転車で日本一周を経験し、その後教師としても活動するという彼独自のスタイルは、多くの子どもたちにとって大きな励みになっています。
高橋惇と「旅する先生プロジェクト」
高橋さんは、自身の教員免許を活かし、2015年に「旅する先生プロジェクト」を立ち上げました。474日間をかけて日本一周をしながら、合計62校で出前授業を実施。そこで彼が語ったのは、挑戦することの素晴らしさや、今を生きる大切さ、夢に挑む姿勢など、自身の体験を元にしたメッセージです。彼のこのプロジェクトを通じて、6000人以上の子どもたちに勇気を届けています。
書籍は主に3つの部に分かれており、まず第1部では「一歩ふみだす勇気をきみに」と題された講演会の内容が紹介されています。ここでは、可能性を信じること、夢を捨てないこと、今を大切に生きること、自信を得るためのステップについて、高橋さんが実際に伝えてきた内容が描かれています。
自転車日本一周での学び
第2部では、自転車での旅を通じて得た学びを綴っています。彼は、あこがれが人生の指針になることや、人との出会いの大切さを強調しつつ、実際にどのような体験を通じて変化を遂げたのかを具体的に語っています。たとえば、東京都や千葉県、和歌山県、高知県での出会いや出来事を通じて、自身の成長を感じた瞬間が記されています。
旅の教訓を現代に生かす
高橋さんは現在も講演活動を続けており、全国の学校や地域住民に向けて「一歩ふみだす勇気」を共有しています。また、兵庫県神戸市にはアクティブスクール「イドミィ」を開校し、実体験を重視した教育を実践。特に不登校生を受け入れるなど、さまざまな子どもたちに対応する教育に力を注いでいます。
この書籍は、何かに挑戦する勇気を持っている子どもたちが一歩踏み出すための一助となることを目的としています。高橋さんが届けるメッセージは、コロナ禍で特につらい思いをしている子どもたちに大きな勇気を与えるでしょう。
読者の声
本書を読んだ読者からは、「大人でも勇気をもらえる内容で、子どもたちにもぜひ読ませたい」といった感想が寄せられています。教師からも、コロナ禍において学校に行きにくくなっている生徒にこそ読んでほしいという声が上がっています。彼の物語が、より多くの人々に届くことを願います。
高橋惇さんの書籍『一歩ふみだす勇気』は、今、まさに必要とされるメッセージを伝えています。まさに一歩踏み出す勇気の書と言えるでしょう。詳細は、
スタブロブックスのページをご覧ください。