再生プロジェクト受賞
2025-04-17 17:51:57

さのみなと団地再生プロジェクトが関西まちづくり賞を受賞

さのみなと団地再生プロジェクトが関西まちづくり賞を受賞



近年、日本各地での地域再生が注目されていますが、その中でも特に評価されたのが「さのみなと団地再生プロジェクト」です。2024年度の第27回「関西まちづくり賞」を受賞したこのプロジェクトは、公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部が主催しているもので、都市計画の進行と発展に寄与した優れた取り組みに贈られる名誉ある賞です。この受賞により、さのみなと団地が取り組んできた多様な活動が注目されることとなりました。

さのみなと団地再生プロジェクトとは?



さのみなと団地は、当初329戸を持つ民間企業が譲り受けた日本初の事例とされており、関西国際空港の近くに位置する魅力的なロケーションです。しかし、当初の入居率は58.7%という低迷した状態でした。約10年間にわたる再生プロジェクトを経て、現在は入居率が95%に改善されています。このプロジェクトは、若い世代をターゲットとした増収にも成功しており、20代の入居率は5%から16%に、30代から40代の世代も同様に、入居率が大幅に向上しています。

プロジェクトの評価される側面



さのみなと団地の再生プロジェクトは、ただ単に建物を再生しただけでなく、地域全体の空き家や古民家の活用を通じて地域コミュニティを活性化させるための取り組みも行いました。これにより、周辺エリアとの連携や新たな地域ストックの利活用が評価されています。

ハード面とソフト面の両方からのアプローチ



プロジェクトは「ハード面」と「ソフト面」の両方の対策を組み合わせて推進されました。ハード面では、解体工事や外観のリノベーション、共用部の大規模修繕などが行われました。また、駐輪場の整備や不審者防止のための防犯カメラ設置といった、住環境の向上にも寄与したのです。

ソフト面においては、地域コミュニティを育むためのイベントや地域間の連携を強化する取り組みが評価されました。「さのみなとつながるマルシェ」というイベントや、住民と管理者が密にコミュニケーションを取ることで、居住環境がより安心で快適なものとなっています。

受賞の理由と未来に向けた展望



受賞の背景には、さのみなと団地再生プロジェクトが民間企業の手によって行われた日本初の事例であるという点が大きいと評価されています。また、日常的な見回りや住民とのコミュニケーションを重視した管理体制が入居率の向上につながっていることも高く評価されました。

今後の展望としては、さのみなと団地がこれからも地域の発展のために貢献し続けることを目指すと同時に、他の地域にもこのプロジェクトの成功事例を広めていく考えです。空き家や古民家活用のモデルとしても注目されており、多くの人々に新たな居場所を提供するプロジェクトとなることでしょう。

これからもこのような地域の新しい魅力を引き出していく取り組みに目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社情報都市
住所
大阪府泉佐野市上瓦屋910-1情報都市ビル1F
電話番号
072-464-3005

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