地域連携と協力の意義
先日、宮城県東松島市の「幸満つる 野蒜農園」で、地域の子どもたちと企業ボランティアが参加する芋ほり体験イベントが行われました。このイベントは、アルティウスリンク株式会社が主催し、地域創生や雇用創出を目的としており、特に周辺の幼稚園の園児たちにも農作業の楽しさを知ってもらうことを意識しています。
「幸満つる 野蒜農園」の概要
「幸満つる 野蒜農園」は、東日本大震災の復興の一環として2018年に設立されました。震災の影響を受けた地域を支えるため、地元の人々の雇用創出とともに、障がい者や高齢者も積極的に雇用し、地域社会の復興に寄与しています。この農園では、地元産の新鮮な野菜の栽培や、地域の教育機関との連携も行いながら、希望に満ちた未来を築いています。
芋ほり体験イベントの実施
今回のイベントでは、幼稚園から29名、企業からは36名のボランティアが参加しました。事前に畝の準備やマルチシートの除去などしっかりと下準備を行った上で、当日を迎えました。
参加者たちは、初めての芋ほり体験に期待を寄せていましたが、掘り進めると大きなさつま芋が姿を見せるたびに歓声が上がりました。「大きい!」「こぶになってる!」といった声が会場に響き渡り、収穫の喜びが共有されました。
参加者からの感想
企業ボランティアと幼稚園の子どもたちが、それぞれ異なる発見をしました。
- - 企業ボランティアは「野菜がどれだけ地中深くにあるかに驚いた」と語り、農作業を通じてスーパーでの野菜の見方が変わったと感じる人もいました。
- - また、幼稚園の園児たちは「天ぷらにして食べたい!」といった感想を持っており、この体験が子どもたちの食に対する興味や理解を深める良いきっかけになりました。
収穫した芋は、出荷に向けて熟成され、一部は参加者のお土産として持ち帰りました。
今後の展望
今後も「幸満つる 野蒜農園」では、地域の人々や企業との連携を深めた体験型イベントを定期的に行っていく予定です。中学生や高校生向けに職場体験を提供することで、次世代の育成にも寄与していきたいと考えています。このような取り組みを通して、地域社会と連携しながら持続可能な未来を築くことを目指しています。
まとめ
「幸満つる 野蒜農園」での芋ほり体験イベントは、地域の結束と農業の楽しさを再認識する機会となりました。この農園の活動が、さらなる地域振興や雇用創出を促進し、地域の人々が豊かな生活を送ることへと繋がっていくことを願います。アルティウスリンク株式会社は、今後も地域の活性化と持続可能な社会作りに力を入れていく所存です。