イプソスの消費者信頼感
2025-02-28 13:48:14

イプソスが発表した消費者信頼感指数、2025年2月の安定した結果とは

イプソス消費者信頼感指数 2025年2月



世界最大の世論調査会社であるイプソス株式会社が最新の消費者信頼感指数を発表しました。2025年2月の調査結果は、日本を含む29か国の75歳未満の21,000人以上を対象に行われており、結果は消費者信頼感が先月から若干の上昇を見せ、48.8ポイントとなりました。

消費者信頼感の現状



今回の調査では、消費者信頼感指数は昨年同時期とほぼ横ばいであり、0.2ポイントの上昇を記録しています。これは、世界的に安定感を示すものであり、経済の健全性や消費者の心理的な安心感を反映しています。また、1月から2月にかけて、29か国のうち5か国で信頼感が明確に改善される一方で、4か国では低下が見られるという相反する動きがありました。

国ごとの信頼感の動向



特に注目すべきは、ラテンアメリカとヨーロッパでの動きです。メキシコでは信頼感が4.4ポイント上昇し、チリでも2.1ポイントの増加が確認されましたが、ブラジルは逆に2.2ポイントの減少を示しています。ヨーロッパでは、ハンガリーと英国がそれぞれ2.9ポイント、2.4ポイントの大幅な下落を記録したのに対し、イタリアの信頼感は2021年10月以来の最高となる3.1ポイントの上昇を見せました。

29か国の中では、インドネシアが最高の信頼感指数を誇り、64.2ポイントを記録しています。この結果は、インドネシアが持つ経済的背景や消費者の期待感を反映していると言えるでしょう。他にも、メキシコ、インド、シンガポールはそれぞれ59.7、58.0、57.7ポイントを記録し、国家指数が50ポイント以上の国として名を連ねています。

一方で、日本は37.3ポイントであり、引き続き4か国が40ポイントを下回る状況が続いています。この結果は、日本の消費者が経済に対して持つ不安感が根強く残っていることを示唆しています。

イプソスの調査の背景



イプソスによるこの調査は、2025年1月24日から2月7日の期間にわたって実施され、様々な国の消費者の意見を集めています。調査対象の年齢層や国によって異なるものの、基本的には広範にわたるデータが集められています。

以上の結果から、消費者信頼感が落ち着いている国もあれば、改善の兆しを見せる国もある状況が伺えます。イプソスが提供するこれらのデータは、消費者の心理を理解する上で非常に重要です。

おわりに



これから先の経済の動向を予測する上で、消費者信頼感指数は大きな指標となるでしょう。今後もイプソスの調査に注目し、さまざまな国の消費者心理の変化を見ていきたいと思います。


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会社情報

会社名
イプソス株式会社
住所
東京都港区虎ノ門4-3-13ヒューリック神谷町ビル
電話番号
03-6867-8001

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