新エコクリスタルカップ
2025-05-16 10:36:42

環境に優しい紙容器「新エコクリスタルカップ」を万博で初展示

環境に優しい新素材の新陳代謝



2025年6月、リバビリテーションの最前線として日本が誇る大阪・関西万博で、東洋製罐グループホールディングスが画期的な新製品を展示します。それは、日本初のセルロースナノクリスタルを用いた酸素バリア性紙カップ「新エコクリスタルカップ」です。この新しい紙容器は、環境に配慮した持続可能な選択肢を提供することを目的として開発されました。

日本初のセルロースナノクリスタル



「新エコクリスタルカップ」は、セルロースナノクリスタル(CNC)を使ったバリアコーティング技術が採用されています。この技術は、紙素材に対して酸素の透過を防ぐ性質を持ち、その結果、内容物の鮮度や香りを保護することができます。これまでに従来のバリア性紙カップで使用されていたプラスチックを削減し、温室効果ガスの排出量を抑えることができるという大きな利点があります。

この新素材は、カップの製造にあたって東京の大塚一男社長の率いる東洋製罐グループとその子会社である東罐興業の技術力によって実現されました。それぞれの利点を融合させることで、従来の製品に比べて優れた機能性と環境保護が両立しました。

この製品のサンプルとしては、コーヒー、ヨーグルト、ポップコーン用のカップが展示される予定です。

バリア性を学ぶ装置の展示



さらに、展示会では卓上複屈折観察装置も設けられ、CNCの酸素バリア性がどのように機能するのかを視覚的に体験できます。CNCの液晶性がオーロラのように色や光に変化する様子を観察することができ、科学的な興味を引くことでしょう。これにより、参加者はバリアコーティングに使用されているCNCの特性を直感的に理解できるようになっています。

この技術の可視化は、参加者が新素材の持つ可能性をより深く理解する手助けをし、持続可能な未来へ向けた意識を高める機会となるでしょう。

持続可能な未来に向けての挑戦



「新エコクリスタルカップ」は、東洋製罐グループが目指すオールバイオマスバリア紙容器開発への第一歩でもあります。この目標は、環境負荷をさらに低減することを目指したもので、将来的にはさらなるバイオマス素材への置換を進めていく方針です。この取り組みは、持続可能な社会の実現を目指す企業の責任を果たす大きな一歩となります。

展示会の詳細は以下の通りです:
  • - 展示期間:2025年6月10日(火)~6月16日(月)
  • - 展示場所:大阪・関西万博のフューチャーライフヴィレッジ内
  • - 展示団体名:ナノセルロースジャパン
  • - 展示名:「うわっ、うわっ、うわっ、ナノセルロース」

この機会にぜひ、環境に優しい未来を感じ取り、新しい技術に触れてみてください。


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会社情報

会社名
東洋製罐グループホールディングス株式会社
住所
東京都品川区東五反田二丁目18番1号大崎フォレストビルディング
電話番号
03-4514-2000

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