MUFG・アジア最大級のカンファレンスでの取り組み
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が、2025年に開催されたアジア最大級のグローバル・スタートアップ・カンファレンス「SusHi Tech Tokyo 2025」において、オープンイノベーションをテーマに掲げた講演を行いました。さらに、MUFGの代表執行役社長兼グループCEOである亀澤氏が登壇し、オープンイノベーション支援に対するMUFGの取り組みや、今後の展望を発信しました。
オープンイノベーションの重要性
亀澤氏のスピーチでは、世界が政治・経済・テクノロジーの変革に直面している今、オープンイノベーションがどのように経済の活性化に寄与するかに焦点を当てました。具体的には、民間企業や金融機関としての役割について説明し、その一環として「Contribution」「Co-Creation」「Collaboration」の3つの軸を挙げて、それぞれの実例を基に MUFGの取り組みを紹介しました。
Contribution ~スタートアップ支援のメッセージ~
まず、「Contribution」において、MUFGの決意を表現するタグライン「さぁ、世界を驚かせに行こう!」が発表されました。このフレーズには、イノベーションの支援がMUFG一社だけでは達成できないこと、また、スタートアップとその周囲のすべてのステークホルダーの協力が不可欠であるという強いメッセージが込められています。このタグラインは、スタートアップによる日本発のイノベーションを促進する姿勢を象徴しています。
Co-Creation ~事業共創の未来~
次に登壇したのは、MUFGの連結子会社である三菱UFJ銀行 事業共創投資部長の亀元氏です。亀元氏は、金融機関としての「Co-Creation」、すなわち大企業がスタートアップと共に新しい産業やバリューチェーンを創出することの重要性を語りました。MUFGは、多くの企業と取引を持つ広範なネットワークを駆使し、産業革新に貢献する方法を模索しています。
Collaboration ~スタートアップとの協業~
カンファレンスの最後には、MUFGが出資するMoove社のLadi CEOが登壇。CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンドを通じたスタートアップとの協業の意義についてパネルディスカッションが行われ、亀澤氏も加わりました。彼は、スタートアップ企業と対等なパートナーとしての立場を強調し、価値提供の重要性に触れました。
結論 ~未来へのビジョン~
MUFGは今後もオープンイノベーションを推進し、スタートアップとの協働を通じて経済の発展に寄与することを目指しています。このカンファレンスでの発表は、MUFGがイノベーションに取り組む姿勢を示す良い機会となったと言えるでしょう。各ステークホルダーと共に、未来を切り拓く力を実現するため、MUFGは進化を続けています。