佐々木香菜子の個展「birth」開催概要
注目のアーティスト、佐々木香菜子が地元仙台で初めての個展「birth」を開催します。この特別な展覧会は、6月17日から21日まで、せんだいメディアテークで行われます。
「birth」のタイトルが示す意味
この個展のタイトル「birth」は、文字通り「生まれる」という意味を持ちます。約700平方メートルの広大なスペースは、佐々木の作品によって「青い子宮」と表現され、彼女自身の核となるカラーである青が多くの作品に反映されています。この青は、実際に母親の体内にいた時からのもので、深い執着を感じているとのことです。
特徴的な作品群
展示される作品の中には、青の細胞が進化し、分裂・増殖を繰り返す様子を表現した『REBORN』シリーズがあり、同時に自画像を描いた『Portrait』シリーズも併せて展示されます。これらの作品は、佐々木が自身のルーツとも言える「青」をテーマにした深いメッセージを内包しています。
さらに、産道を抜け新たに生まれた世界を象徴する作品も展示されます。昨年の国際的なアートフェア「ART BUSAN」にて初公開されたばかりの新作『曖昧』シリーズの大作も含まれており、全体で3点のS100号からなる作品が見どころです。
展覧会の詳細
- - 会期: 2022年6月17日(金)~ 6月21日(火)
- - 時間: 10:00-19:00(最終日17:00、入場は閉場の30分前まで)
- - 場所: せんだいメディアテーク 6Fギャラリーa(宮城県仙台市青葉区春日町2-1)
- - 観覧料: 無料
特別サイト:
ギャラリーエデル
佐々木香菜子について
佐々木香菜子は1983年生まれ、宮城県仙台市出身のアーティストです。彼女は東北工業大学で工業意匠を学び、22歳からイラストレーターとしてキャリアをスタートしました。その後、広告や商品パッケージのビジュアル制作を行い、近年では作家としての活動にシフトしています。海外アートフェアへの出展も積極的に行い、2021年にはソウルで開催された『KIAF』のVIPプレビューにて作品が完売しました。また、マイアミ・アート・ウィークにも出展し、多くのアートコレクターからの関心を集めています。
参加した展覧会・アートフェア
彼女の個展やグループ展は日本国内外で数多く開催され、特に地元・仙台での個展は多くの注目を浴びています。これから期待される彼女の作品の数々を、ぜひ実際に足を運んで体験してみてください。佐々木香菜子の世界観に触れる貴重な機会です。