子どもの名前、どう決めた?漢字や言葉の意味が重視される理由とは
「名前」は、人生において常に私たちと寄り添うものです。特に、我が子にどんな名前を付けるかは、親にとって大きな喜びであり、同時に責任でもあります。後悔のないように、想いのこもった名前を付けたいと願うのは、親心として当然のことでしょう。
株式会社NEXERと青山ラジュボークリニックは、そんな親心を探るべく、「子どもの名前」に関するアンケート調査を実施しました。今回は、その調査結果から見えてきた、現代の「名付け」のトレンドについて詳しく解説していきます。
「ママとパパ」で決める名前、その想いは?
アンケートによると、子どもの名前は、52.2%の家庭で「ママとパパ」が一緒に決めていることがわかりました。これは、夫婦で協力して、二人にとって大切な我が子の名前を慎重に選びたいという気持ちが表れていると言えるでしょう。
夫婦で名前を決める理由として、多かったのは、「2人で話し合って呼びやすい名前にしたい」「夫婦ふたりの子供だから、パパとママ2人で決めた」といった意見でした。
一方、「ママ」が一人で決めたケースでは、「旦那が考える名前が気に入らなかった」「子供を産んで成長を願ったから」といった理由が挙げられました。
34.6%が重視する「漢字や言葉の意味」
では、名前を決める際に、親は何を重視するのでしょうか?
アンケートでは、34.6%が「漢字や言葉の意味」をもっとも重視すると回答しました。
「一生背負っていくものであるため」「こどもが大きくなる過程で、学校などで“自分の名前の由来は?”を知る機会が必ずある。そのときに大事な想いを込めていることを伝えてあげられるように、漢字や音に意味をもたせたかった」など、子どもの将来を思いながら、名前を通して想いを伝えたいという気持ちが伝わってきます。
響きや画数も重要視される
「漢字や言葉の意味」に次いで多かったのは、「響き」と「画数」でした。
「響き」を重視する理由は、「やわらかい感じの名前が良かった」「顔を見て思い浮かんだ」「毎日呼ぶので」など、実際に呼び心地の良さやイメージを重視する声が多く見られました。
「画数」を重視する理由としては、「運勢が関わるかなと思った」「名前の漢字は名字の画数と合う漢字にした」など、名前を通して子どもの将来の運勢を願う気持ちが表れていました。
名前を通して伝わる想いの大切さ
アンケートでは、65.4%の親が「その名前にして良かった」と思うような経験があると回答しました。
「いい名前だと褒めてもらえることがある」「素敵だね、と友人や親せきに褒められた」など、子どもの名前を褒められることで、親自身も喜びを感じている様子がうかがえます。
また、「覚えやすいのでみんなに呼んでもらいやすい」「話のきっかけになる」など、名前がコミュニケーションのツールとなり、周りの人との繋がりを生み出すきっかけとなっているという声もありました。
特に印象的だったのは、「子ども自身が自分の名前を気に入っているといってくれた」というエピソードです。
子どもの名前は、親が愛情と願いを込めて贈る、かけがえのないものです。名前を通して、親心や想いが子どもに伝わると、本当に素晴らしいですね。
まとめ
今回のアンケート調査を通して、現代の「名付け」においては、漢字や言葉の意味、響き、画数など、様々な要素が重視されていることがわかりました。
名前の付け方には正解はありません。しかし、今回の調査結果を参考に、後悔のない、そして子どもにとって最高の名前を贈ってあげたいですね。