カーデザインの未来を感じる!
デジタル技術とものづくりが融合する現代において、特に注目されるのが3Dプリンター技術だ。この度、株式会社ExtraBold.がカーデザイナーの山本卓身氏と協力し、トヨタ車体本社開発センターにて新たな作品「デザインが生まれる部屋。」が展示されることになった。これにより、視覚的なインスピレーションがどのようにして形となるのかを体験できる貴重な機会が提供される。
展示作品の背景
この作品は、山本卓身氏のコンセプトに基づき、2Dスケッチから3Dの実物へと進化していくプロセスを表現している。2026年4月30日の発表において、ExtraBold.は全ての制作過程を支援。特に注目すべきは、トヨタ車体株式会社が開発した環境配慮型材料「TABWD®」の使用だ。この素材は、日本の森林を守りながら高いデザイン性を持つことが特徴であり、山本氏の作品にもその特性が色濃く反映されている。
TABWD®とは?
TABWD®は、トヨタ車体が自主開発した自動車用の環境に優しい材料で、森林整備の際に伐採されたスギを原料として使用している。これにより、実際の森林再生に寄与しつつ、木質の温かみを持ちつつ、樹脂の加工性の高さも兼ね備えている。デザイナーにとっては、非常に扱いやすい素材であり、自由な表現が可能だ。山本氏の作品においても、彼の独自の美意識をしっかりと具現化している。
3Dプリントによる製作プロセス
展示作品は、Large 3D Printer「EXF-12」および協働型ロボット3Dプリンター「REX-BUTLER」によって製作された。これにより、複雑なデザインも忠実に再現することが可能だ。ExtraBold.の技術者が共同でデザインデータの3D化を担い、分割設計や接合設計といった詳細なプロセスまで手がけている。その結果、山本氏のアイデアが立体的な形に成り、視覚と触覚を刺激する作品が誕生した。
展示の詳細
今回の展示は、トヨタ車体の本社開発センター南ロビーで行われ、2026年8月からスタートする。展示期間は未定であり、その内容やデザインがどのように進化していくのか、多くの人々が注目している。展示初日には、山本氏をはじめとしたトヨタ車体の各部長陣と共に、今後の取り組みについても意見交換が行われた。この交流がどのようにカーデザイン新時代に影響を与えるのか、期待が高まる。
最後に
3Dプリンターによる製作や環境配慮型の素材を駆使した新しいカーデザインのアプローチが、私たちにどのようなインスピレーションを与えてくれるのか。これから訪れる展示を通じて、ぜひみなさんにもその視点の変化を体験していただきたい。デザインとサステナビリティが交わる未来の創造に、私たちも一緒に立ち会いましょう。