アスクル株式会社とコミューン株式会社は、新たなオンラインコミュニティ「LOHACO PARK」を開設しました。このコミュニティは、日用品ショッピングサイト「LOHACO」のファンを対象としたもので、トライアル版が運用開始されました。参加者同士が自由に意見を交換できる場所を提供し、ブランドへの愛着を高めることを目指しています。
「LOHACO PARK」は招待制の無料コミュニティで、約100名のLOHACOファンが最初の参加者として名を連ねています。そこでのやり取りは、参加者自身の好みや利活用方法について話し合うことができます。具体的には、商品やサービスの魅力を伝え合い、利用体験のシェアを通じてブランドコミュニティを強化していく予定です。メンバーからのフィードバックは、今後のサービス改善や新しい企画にも活用されるため、参加者は単なる消費者から、ブランドの重要な代弁者へと変化することが期待されます。
この取り組みの背景には、アスクルが今年2月に開催した初のピッチイベント「いい明日がくるPITCH CAMP」があります。このイベントではスタートアップ企業から新しいビジネスアイデアを募り、成長を共に目指す企業とのコラボレーションを実現しました。これを契機に、アスクルはコミューンとタッグを組むことで、LOHACOファンのために特化したコミュニティの立ち上げに取り組むことができました。
「LOHACO」のサービス自体は、2012年に始まり、今年で13年目を迎えます。アスクルは2年後の15周年に向け、ファンとのエンゲージメントをさらに深めることを目指しています。このコミュニティを通じて、LOHACOのファンには特別な体験や情報を提供し、参加者のニーズに耳を傾けることで、より良いサービスの実現に繋げていく考えです。
また、今後は参加者の声を活かした新たな商品企画や座談会を通じて、ファンコミュニティの活動を活発化させる予定です。これにより、より多くのファンからの意見やアイデアが集まり、それが新しい商品やサービスに反映されていく仕組みを作ることに注力しています。
アスクルが目指すのは、ただ商品を提供するだけでなく、お客様と共創し、共に成長することです。今後、「LOHACO PARK」は段階的に参加者数を増やし、より多くの人々にこの価値あるコミュニティの輪を広げていく計画です。アスクルは、消費者の声を大切にしながら、日用品のオンラインショッピングをより身近で便利なものにしていくことでしょう。
この取り組みが成功し、LOHACOがさらなる成長を遂げることを期待せずにはいられません。アスクルの挑戦は、今後も続きます。