福岡の生おからケーキ
2023-10-31 11:00:03

福岡の学生が生おから100%ケーキを開発 - フードロス削減に向けた挑戦

福岡の学生が生おから100%ケーキを開発



中村学園大学の学生たちが、食材の無駄を減らすために独自のスイーツ、「生おから100%ケーキ」を開発しました。このプロジェクトは、特に廃棄されることが多いおからを利用し、栄養価の高いお菓子を通じてフードロスの問題に取り組むものです。販売は2023年11月4日(土)に学園祭で行われ、地域の人々にその魅力を届ける予定です。

生おからを活用することで、平田さんをはじめとするゼミの仲間たちは、「無農薬や体に優しい商品を広めたい」という情熱を共有しています。平田さんはおからの栄養価に着目し、スイーツの研究を開始しました。これに賛同した湯通堂雅恵さん、篠原来瞳さんと共に、彼女たちの卒業論文のテーマは「身体と環境の健康」に設定し、スイーツの開発に取り組みました。

プロジェクトは90回以上の試作を重ね、学生を対象に350食の試食を実施した結果、収集したフィードバックをもとに改良が重ねられました。このような地道な取り組みが、最終的には「生おから100%ケーキ」という形に結実しました。

平田さんが在籍する栄養科学部フード・マネジメント学科は、食ビジネスの未来を担う人材を育成するため、栄養学と食品学を経営や商学と組み合わせた文理融合の学習を提供しています。平田さん自身も大学2年生で調理師免許を取得するなど、食を通した社会貢献を目指しています。学内の「SDGs活動奨励金制度」からも支援を受けており、これはプロジェクトの更なる推進力となっています。

販売される「生おから100%ケーキ」は、1カット150円(税込)で購入することができ、プレーン、レーズン、うま塩の3種類が用意されています。学園祭は同日開催の「NAKAMURAファーマーズマーケット」と併せて、福岡市城南区別府の中村学園大学グラウンドで行われ、喫食者は栄養に富んだスイーツを楽しむことができます。

このプロジェクトは、食を通じての持続可能な未来を考え、実際に行動に移すことが大切であると示しています。卒業後の事業化に向けた第一歩として、学生たちの活動は地域社会にも良い影響を及ぼすことでしょう。彼女たちの挑戦が、次世代のフードビジネスに新しい道を切り開くことを期待しています。

会社情報

会社名
学校法人中村学園
住所
福岡県福岡市城南区別府5-7-1
電話番号
092-851-2531

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