岡山市役所がリモートPCアレイを導入して業務効率を改善

岡山市役所が導入したリモートPCアレイの実績

岡山市役所（所在地：岡山県岡山市北区大供1丁目1-1）は、後期高齢者医療広域連合電算処理システムの専用端末を集約するために、アセンテック株式会社が提供する「リモートPCアレイ」を導入しました。この導入により、業務効率化を図ることが目指されています。2025年4月1日現在の人口は709,863名で、地域社会において重要な役割を果たしている岡山市役所の取り組みは、県内外で注目を集めています。

導入の背景

岡山市では、個人番号（マイナンバー）を利用した事務、LGWAN接続、インターネット系の三層ネットワークに加え、独自の後期高齢者医療広域連合電算処理システムが存在しています。以前は、一人の職員が3台の端末を使用する状況が続いていましたが、これが机上スペースの圧迫や業務効率の低下を招いていました。このため、端末の統合を検討する必要が生じました。

選定理由

岡山市役所が「リモートPCアレイ」を選んだ理由は、以下の通りです。

- VDIと比較して導入や運用にかかるコストを抑えられる
- シンプルな構成で運用可能で、メンテナンスも容易
- スモールスタートを実現できる点

これらの理由により、導入が現実のものとなりました。

導入効果

導入後の効果としては、以下の点が挙げられています。
1. 端末台数の削減：作業スペースに余裕が生まれ、業務の効率が向上。
2. セキュリティ性の維持：マイナンバー系に匹敵するセキュリティが確保され、安心して運用できる。
3. モデルケースの確立：庁内での展開が可能な形で評価され、他の業務にも波及効果をもたらす可能性があります。

リモートPCアレイの特長と効果

「リモートPCアレイ」とは、20年以上の仮想デスクトップの経験に基づいた自社企画製品であり、以下のような特長があります。

- ハイパーバイザー不要：設計・構築期間を短縮し、初期コストも抑えられる。
- 1ユーザ1カートリッジ利用：パフォーマンス障害を低減。
- シンプルな管理機能：保守運用コストが軽減される。
- 同一スペックのPCカートリッジ：RPAの実行環境にも対応可能。

アセンテック株式会社について

アセンテック株式会社は、「簡単、迅速、安全に！お客様のビジネスワークスタイル変革に貢献する」という企業理念のもと、仮想デスクトップ関連の製品開発や販売、コンサルティングサービスを中心に事業を展開しています。また、サイバーセキュリティ対策やクラウドサービスも手がけ、持続可能な社会への貢献に努めています。現在、同社は東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、証券コードは3565です。

リモートPCアレイの導入により、岡山市役所は業務効率化とセキュリティ強化を実現し、今後のDX（デジタルトランスフォーメーション）の推進に向けたモデルケースとして期待されています。