PlantStreamの新機能
2025-08-07 15:53:27

PlantStreamがAI機能とAPI連携機能の技術検証を開始し業務DXを加速

PlantStreamが新機能を導入し業務効率化を図る



株式会社Arent(本社:東京都港区)が展開する子会社、株式会社PlantStreamは、プラント配管設計ソフトウェア「PlantStream®」に新機能としてAIアシスタント機能やAPI連携機能を実装し、技術検証を進めています。この新たな取り組みは、設計業務の効率化と他システムとの連携を強化することで、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速を目指すものです。

1. AIアシスタント機能の概要


新たに導入されるAIアシスタント機能は、自然言語による指示文を利用してPlantStreamの操作を自動化します。この機能により、設計者にかかる作業負担を大幅に軽減することが可能です。具体的には、手動操作やCSV編集中に発生する煩雑な作業を省きます。このプロンプト機能を用いることで、指示を一文記載するだけで、複雑な処理が完了します。

例えば、指定したエリアにある全ての機器を一括で移動することも容易になります。従来のやり方では、各機器の座標を確認したり、CSVを編集する手間がありましたが、AIアシスタントを用いることでその煩わしさが解消されます。

プロンプトの例


  • - 指示文:「エリアA1内のすべての機器を、X+5000mm、Y+1500mm、Z+500mm 移動させてください」

このように、AIによる指示内容はCSV形式で出力されるため、確認や修正もスムーズに行えます。実際の操作デモを見たい方のために、参考動画も用意されています。

2. 今後の展開


PlantStreamでは今後、AIアシスタントを活用した判断支援機能の拡充を計画しています。具体的には、設計基準に基づく機器間隔や安全距離の自動チェック、バルブ操作の保守性の自動検証、さらには規格外機器の配置をAIが検出し是正案を提案する機能などが含まれています。これにより、設計品質の向上や判断業務の効率化が期待されています。

3. API連携機能の概要


さらに、外部アプリケーションとのリアルタイムなデータ連携を可能にするAPI機能も進められています。このAPI機能により、PlantStreamと他のアプリケーションとの双方向かつリアルタイムなデータ通信が可能となり、省力化が図れるようになります。特に、従来はCSVや中間フォーマットを使用していたデータ連携を、APIを用いたスマートな連携へと変貌させることが狙いです。

APIの活用例


  • - スマートP&IDツールとの連携:定義された機器情報をPlantStreamに取り込み、自動で3Dモデル化。
  • - 設備管理や設計支援ツールとの双方向連携:各システムと接続し、設計・施工・運用の各フェーズにおけるデータの一元管理を実現。

まとめ


植物設計の効率化を目指すPlantStreamの新機能は、AIとAPIの導入によって、設計業務のDX化を一層進めることが期待されています。今後の展開にも目が離せない動きとなるでしょう。

会社情報


PlantStreamとその親会社である株式会社Arentについて、詳しい情報は公式サイトで確認できます。Arentは「暗黙知を民主化する」を掲げ、建設業界のデジタル化を推進する企業であり、自社製品やサービスを通じて、さまざまな課題解決に取り組んでいます。


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会社情報

会社名
株式会社Arent
住所
東京都港区浜松町二丁目7番19号KDX浜松町ビル3階
電話番号

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