推し活にかけるお金事情：20代は月3万円以上も！？

昨今、「推し活」という言葉が多くの人々に浸透してきました。アイドルや俳優、アニメキャラクターなど、自分の「推し」を応援するために費やす時間やお金は年々増加しています。

株式会社フォーイットが実施した調査によると、全国の20代から60代の男女500人を対象に、推し活に関するアンケートを行いました。その結果、推し活にかける月平均の支出額が明らかになりました。具体的には、「推し活」に対する支出が月平均いくらかかっているのか、500人に尋ねたのです。

調査結果の概要

この調査は、事前に「推し活をしている／したことがある」と回答した20歳から69歳の男女を対象に行われました。主な質問内容は、月平均で推し活にどれくらいのお金を使っているのか、というものです。全回答者のほとんどが、推し活への出費が自分の生活にどのように影響しているのかを考えました。

推し活の支出は意外と控えめ？

最も多かった結果は「〜5,000円」で、51.6%の人がこの金額を選びました。さらに、「5,001円〜10,000円」の回答は18.4%となり、約7割もの人が月1万円以下で推し活を楽しんでいることが示されました。これは「推し＝高額」という先入観が誤解であることを示唆しています。

世代別の傾向

年代別に見ると、50代や60代で「〜5,000円」と答えた人は多いですが、特に20代では「30,001円以上」と回答した人が約3割もいます。これは、デジタル課金が普及し、スマホやPCで手軽にお金を使うことができるようになったためではないかと考えられます。特に、配信での投げ銭や月額制のファンクラブ、サブスクリプションなどが影響していると推察されます。

未婚と既婚での違い

未婚者と既婚者の間には明確な違いが見られました。未婚者は「10,001円以上」と回答した人数が多い一方、既婚者は「10,000円以下」とする結果が目立ちました。家計を共有する既婚者にとっては趣味に使える予算が限られるため、推し活に回せるお金も少ない傾向が伺えます。逆に、未婚者は自由な時間やお金を持ち合わせていることから、多くの支出につながっていると考えられます。