AIとロボティクスの最新技術が交差する地点
株式会社Forcesteed Roboticsが、NTTデータオートモビリジェンス研究所(NTTデータARC)との協力のもと、生成AI開発環境の支援に乗り出しました。この取り組みでは、革新的なオンプレミスAIサーバ「Edgestar」が提供され、セキュアな学習環境を確保することに成功しています。この進展は、AI、画像認識、ロボティクスの最前線で活動するForcesteed Roboticsにとって、新たな一歩を意味します。
Edgestarの特長
「Edgestar」は、台湾のスピンジェンス製の最新モデルで、最新のGPU技術や4TBのAIキャッシュを搭載。これにより、高い計算能力を持ちながら、導入しやすい価格帯が特徴です。Forcesteed RoboticsはこのAIサーバの正規販売パートナーとして、日本国内での販売および導入支援も手掛けています。
NTTデータARCの役割
NTTデータARCプロジェクトマネージャー、横田剛典氏は、本プロジェクトの意義を次のように述べています。
「生成AI技術は人間レベルの文脈の理解と推論能力を自動運転システムにもたらし、複雑な交通シナリオにおいて、より法令を遵守した正確な判断を可能にする、走行の安全を保証するカギとなる。」
このコメントは、生成AIが持つ膨大な可能性を示しています。大規模言語モデル(LLM)と視覚言語モデル(VLM)の活用により、AIは単なる道具としてだけでなく、実際に複雑な状況下での判断をサポートする存在へと進化しています。
オンプレミス環境の重要性
このプロジェクトでは、LLMとVLMがその中心的な役割を担い、これらのモデルの学習や推論は、オンプレミス環境の強力な計算リソースによって実現されています。NTTデータARCの評価によると、クラウドコンピューティングと比較して、オンプレミスの導入は長期的なコスト削減を可能にするだけでなく、データの機密性やデバイスの制御性を向上させることが確認されています。
Edgestarのラインアップ
Forcesteed Roboticsが新たに提供する「Edgestar Lite」と「Edgestar Basic」の2モデルは、どちらもNVIDIAの最新GPU「RTX PRO 6000 Blackwell Max-Q」を搭載しています。これにより、幅広い用途に対応できるフレキシブルなソリューションを提供しています。
- - Edgestar Liteは、軽量な推論やモデル検証、小規模なタスクに最適です。
- - Edgestar Basicは、PHISONの「aiDAPTIV+」技術を活用し、最大4TBのAIキャッシュを使うことで、大規模なモデルのファインチューニングを可能にします。
このように、Edgestarシリーズは、NVIDIA H200などの高性能GPUに匹敵する計算能力を、より手軽に導入できる形で提供しています。
サポート・お問い合わせ
Forcesteed Roboticsでは、お客様のニーズに合わせた構成提案や導入支援を行っており、AI開発環境の導入をサポートします。AIやロボティクスの最先端技術を駆使し、今後の展望を共に描くパートナーとしての関わりを強めていきたいと考えています。詳細については、公式ウェブサイトもご覧ください。
会社情報
- - 株式会社Forcesteed Robotics
所在地:東京都江東区青海2-7-4 The SOHO 815
設立:2024年7月29日
代表:大澤弘幸、諸岡亜貴子
事業内容:AI・画像認識・ロボティクス技術研究、サーバ販売・技術支援
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- - 株式会社NTTデータ オートモビリジェンス研究所
所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜3-1-9 アリーナタワー5F
設立:1973年11月14日
代表:坂本忠行
事業内容:次世代モビリティ用ソフトウェア開発
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