六甲高山植物園で見頃を迎えたサンカヨウの魅力とイベント情報

六甲高山植物園のサンカヨウが見頃を迎えました

六甲高山植物園では、現在「サンカヨウ」が美しい花を咲かせています。この植物は、日本の高山に自生する多年草で、その白い花が特徴です。しかし、特に注目すべきは、朝露や雨に濡れると花が透明感を帯び、まるでガラス細工のようになる点です。この神秘的な姿は、多くの人々の心を惹きつけ、SNSでも話題になっています。

サンカヨウの特徴

サンカヨウは、落葉樹林や針葉樹林の林床に見られる草本で、芽が出てから短い期間で花を咲かせます。花期はわずか5～7日程度で、そのため、出会えるタイミングはとても貴重です。花後には、藍色の実ができ、見た目は粉をふいたように美しいですが、これもまた食べることができるんです。

この花の和名「山荷葉」は、中国語で蓮の葉を意味する「荷葉」に由来しています。その名の通り、この植物の特徴的な葉は、蓮の葉に似ているため名付けられました。特に水分を含むと、花の色が透明に変化することで知られています。

六甲高山植物園の訪問情報

六甲高山植物園では、現在サンカヨウが見頃を迎え、訪れる人々にその美しさを楽しませています。見頃は4月下旬頃まで続く見込みですので、ぜひ足を運んでその魅力を体感してみてください。

また、植物園では「え!こんな近くに？！高山植物」というイベントも開催中です。このイベントでは、神戸にいながらアルプスやヒマラヤ、さらには北海道の植物に出会える貴重な機会です。特に、牧野富太郎や池田瑞月、世良臣絵、西山ゆらといった著名なアーティストによる高山植物の作品も展示されています。