武蔵野銀行が温室効果ガス排出量可視化プラットフォーム「C-Turtle® FE」を導入
株式会社NTTDXパートナーは、株式会社NTTデータと共に武蔵野銀行に温室効果ガス(GHG)排出量を算定する「C-Turtle® FE」を導入することを発表しました。2026年の2月から、このプラットフォームは埼玉県に本店を置く金融機関として初めての取り組みになります。この導入により、武蔵野銀行は自社のGHG排出量、すなわちファイナンスド・エミッションの算定をより高度に行うことができ、投融資先へのエンゲージメントを強化します。そして、カーボンニュートラルに向けた埼玉県の取り組みをさらに推進していく方針です。
温室効果ガスの可視化を目指す背景
NTT DXパートナーは「C-Turtle® FE」を用いて、金融機関との連携を強化し、ファイナンスド・エミッションの可視化を進めることを目指しています。金融機関は自己の排出のみならず、その投融資先にまで影響を及ぼすため、幅広い視点からの取り組みが必要です。このような努力を通じて、地域全体やサプライチェーンのカーボンニュートラル達成に寄与しようとしています。
武蔵野銀行が主要マーケットにしている埼玉県は、首都圏に位置しつつも、自然環境と都市機能が共存する特異な地域です。最近では、水資源や交通インフラ、産業集積を活かしながら、持続可能な地域社会の構築に向けた取り組みを進めています。銀行も2030年度までに「サステナブルファイナンス累計1兆円の実行」を目指すなど、地域のGX(グリーントランスフォーメーション)支援を加速しています。
「C-Turtle® FE」とは何か
「C-Turtle® FE」は、調達先の削減努力を自社のScope3排出量の削減に取り込むことができる新たなGHG排出量可視化ソリューションです。このサービスは、金融機関が国際的に採用されている排出算定基準、いわゆる「PCAFスタンダード」に基づいており、投融資先のファイナンスド・エミッションの可視化や削減を支援します。これにより、金融機関は自身の環境への影響を正確に把握し、効果的な対策を講じることが可能になります。
さらに、今後の展望としてNTT DXパートナーは武蔵野銀行と連携し、埼玉県内の企業の脱炭素化を推進する計画です。この取り組みを通じて、地域の持続可能な発展に貢献することを目指しています。
埼玉県の持つ豊かな自然と都市的機能を融合させながら、武蔵野銀行は今後も環境問題への取り組みを強化し、地域社会のカーボンニュートラル実現への道を切り開いていく意向です。このような新たな技術と戦略の導入は、金融業界の環境への取り組みの一環としても大いに注目されています。