Oktaとパロアルトの新統合
2025-07-16 11:40:23

Oktaとパロアルトネットワークス、新たなAIセキュリティ統合を発表

Oktaとパロアルトネットワークスの新たな取り組み



近年、サイバー攻撃はますます巧妙化し、データ保護が企業にとって不可欠な要素となっています。そんな中、Okta, Inc.(本社:米国サンフランシスコ)とパロアルトネットワークス(本社:米国カリフォルニア州)は、セキュリティを強化するための新たな製品統合を発表しました。このパートナーシップにより、ユーザーは AI駆動のセキュリティを実現し、データへのアクセスをより安全に保つことができます。

新しい統合の特徴



OktaのWorkforce IdentityとパロアルトネットワークスのPrisma® Access Browserの統合によって、SSOアプリへのアクセスをセキュアブラウザのみに限定する新たな条件付きアクセス方式が導入されます。これにより、従業員は管理デバイスに関わらず安全にアプリケーションにアクセスでき、運用のセキュリティが一層高まります。さらに、OktaのIdentity Threat Protection(ITP)とCortex®の AI駆動型セキュリティプラットフォームとの統合により、組織内のアイデンティティ関連リスクを一元的に可視化できることも大きな特徴です。

この統合は、Cortex XSIAMやCortex XDRにも拡張され、次世代の攻撃に対応する強力な基盤を提供します。Oktaのテクノロジーパートナーシップ担当バイスプレジデント、Stephen Leeは、「AIによるユーザー認証の脅威が増す中で、我々はAIを活用して対抗する必要がある」と述べ、パロアルトネットワークスとの協業による相互運用性の強化を誇らしげに語っています。

ユーザー体験の向上



この新しい統合により、約2,000社の顧客は自身のセキュリティの可視化、コンテキストに基づくアクセス制御、および安全な認証を通じて、現代の脅威に効果的に対処できるようになります。パロアルトネットワークスのテクニカルパートナーシップ担当バイスプレジデント、Pam Cyrは、「アイデンティティはサイバーセキュリティにおいて重要な要素であり、Oktaとの統合によってお客様は高いセキュリティと優れたユーザー体験を同時に実現できる」と語ります。

また、両社の協力は企業にとってシンプルで明確なセキュリティ運用を提供し、コストや複雑さを抑えながら安心して運用できる環境を構築しています。

脅威検出と自動対応



OktaのITPソリューションとCortexプラットフォームの統合により、リスクのあるアクセスに対しては動的に追加認証を適用できるようになります。この機能により、ユーザーアクセスの取り消しやアクティブセッションの終了、エンドポイントの隔離などが即座に行えるようになります。これにより、サイバー脅威に対して迅速かつ自動的に対応できる体制が整います。

調査会社Omdiaのバイスプレジデント、Maxine Holt氏は、CISOが求めるのは、単なる追加的な対策ではなく、統合されたセキュリティプラットフォームであると指摘しています。複数のセキュリティツールが持つギャップを埋め、Oktaとパロアルトネットワークスが提供する統合されたセキュリティにより、企業は運用を効率化し、より強固な防衛体制を構築できるようになるのです。

まとめ



Oktaとパロアルトネットワークスの新しい提携は、デジタルセキュリティの未来を切り開くものであり、AIを駆使したセキュリティの統合が企業に新たな可能性をもたらします。これにより、すべてのユーザーが安全にテクノロジーを利用できる環境が整うことを期待しています。両社の取り組みがもたらす革新が、今後のサイバーセキュリティの風景をどう変えていくのか、注目が集まっています。


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会社情報

会社名
Okta Japan株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2-21−1 渋谷ヒカリエ30階
電話番号

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