日本が描くAIガバナンスの未来
12月16日(月)午後13時、九段会館テラスにて、「AIガバナンスの現在地と未来を描くシンポジウム」が開催されます。本シンポジウムは、AIが急速に進化する中での最新の動向や課題、そして日本と世界のルール形成についての考察を目的としています。主催はスマートガバナンス株式会社、協賛には日本マイクロソフト株式会社が名を連ねています。
シンポジウムの背景と意義
2024年は、AI関連の法整備が目覚ましく変化する年となりました。EUのAI法の成立や、カリフォルニア州知事によるAI安全法の再考、さらには米国の大統領選による政権交代など、世界はAIを巡るルール制定に対処しています。このような国際的な動向に加え、日本国内でもAIセーフティインスティテュートやGPAI東京専門家支援センターの設置が進み、AIガバナンスへの関心は一層高まっています。
シンポジウムでは、これらの背景を元に、第一線で活躍する官民の専門家を招き、2024年を振り返ると同時に、2025年以降の展望を探ります。世界の最新のルールや考え方をシェアし、官民が連携して取るべきアクションについて議論する貴重な機会です。
シンポジウムのハイライト
キーノートスピーチ
特に注目されるのが、キーノートスピーチです。マイクロソフトからは、グローバルな視点でのAIガバナンスの現状と日本における課題を提起し、AIガバナンスの新たな社会における位置付けも紹介されます。これに続き、AIセーフティ・インスティテュートが日本での具体的な取組みについて紹介し、日本におけるAI安全性の確保に向けた取り組みが何かを知ることができます。
パネルディスカッション
また、パネルディスカッションでは、ルール作りの望ましい方向性や、マルチステークホルダーによる役割分担について議論が行われます。登壇者には、MicrosoftのAntony Cook氏をはじめ、GPAI東京専門家支援センターの原山優子氏、日本ディープラーニング協会の岡田隆太朗氏などが名を連ね、各界の実力者による多様な視点からの意見が交わされます。
アジェンダ
- - 日時: 2023年12月16日 13:00-15:00 (15:00-16:00はネットワーキング)
- - 場所: 九段会館テラス コンファレンス&バンケット 3F真珠の間
- - 形式: 現地開催(オンライン配信なし)
- - 言語: 日本語・英語(同時通訳付き)
定員は150名とされており、運営上の都合により参加を制限する場合がありますので、参加希望者は早めに登録をすることをお勧めします。
登壇者のプロフィール
このシンポジウムには、AIガバナンスにおいて高い影響力を誇る専門家が登壇します。たとえば、Microsoft CorporationからのAntony Cook氏は、テクノロジー業界で30年以上の経験を有し、世界中のビジネスに法務アドバイスを提供する立場にあります。また、日本側からは、AIガバナンス協会の佐久間弘明氏や、スマートガバナンスの羽深宏樹氏も登壇し、さまざまな視点からAIガバナンスに関する期待と課題を浮き彫りにします。
日本においてAIが進化し続ける中、私たちがどのようにこれを社会に生かしていくのか、その指針となるシンポジウムは見逃せません。