スマートグラス実験
2025-12-04 11:02:01

美唄市にてスマートグラス活用の作品展示ガイド実証実験

スマートグラスが切り開く!美唄市の新たな鑑賞体験



2025年11月25日、北海道美唄市にある「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」で、カディンチェ株式会社が主催した「スマートグラスで体験する作品展示ガイド」の実証実験が行われました。この試みは、最新のXR技術を用いた次世代の展示ガイドシステムを美術館・博物館等に展開するためのテストです。

実証実験の内容と成果



実際の試験では、カディンチェが開発したMR体験統合管理システム「Kadinche Layerd®︎」に加え、NTTコノキュー製のスマートグラス「MiRZA(ミルザ)」を使用しました。このシステムにより、安田侃氏の彫刻をより深く楽しむための作品展示ガイドが作成され、参加者は生の感覚に近い体験を得ることができました。

スマートグラスの利便性



鑑賞後のアンケートには、参加者から以下のようなコメントが寄せられました。
  • - 「スマートグラスはVRのようなこもり感がなく、気軽に使える点が良かった」
  • - 「作品に込められた意味を知るための新しい選択肢が増えるのは嬉しい」
  • - 「作品名の表示方法や動きが安田先生の彫刻のイメージと調和していて心地良かった」

これらの意見から、参加者は新しい体験が提供されたことに満足しており、彫刻鑑賞の新たな可能性を感じていただけたようです。

Kadinche Layerd®︎のご紹介



「Kadinche Layerd®︎」は、美術館や博物館でのMR体験用オブジェクトの設置を簡単に行えるブラウザベースのシステムです。管理者が容易に操作できるよう設計されており、展示内容の編集もスムーズに行えるため、学芸員にとっても利便性の高いツールといえます。このシステムによって、次世代の展示や来場者の体験が拡張されることが期待されています。

アルテピアッツァ美唄の魅力



アルテピアッツァ美唄は、地元出身の彫刻家安田侃氏により設立された野外彫刻美術館です。閉山した炭鉱の小学校跡地に1992年にオープンし、現在も続けて新作を発表しています。この美術館には、40点以上の彫刻作品が屋内外に展示され、来場者は自然との調和を体感することが出来ます。特に、イタリア語で「芸術広場」を意味するアルテピアッツァは、現代彫刻との親密な関係を打ち出しており、多数の人々を引き付けています。

このように、アルテピアッツァ美唄では彫刻の魅力を引き立てる新たな技術が進展しており、美術鑑賞の未来を感じさせる取り組みが行われています。今後も、このような先進的な試みが進むことで、私たちのアートへの接し方が変わることが期待されます。

企業の背景



カディンチェ株式会社は「XR & AI Engineering Firm」を目指し、XR技術を駆使して新たな産業革新を促進しています。ミックスドリアリティやバーチャルリアリティを基盤とした研究開発に取り組み、人々の生活を一新することを目指しています。その探求の道筋には、ゾンカ語で「ありがとう」を意味する社名に込められた感謝の気持ちがあります。これからも彼らの活動から目が離せません。

実証実験の概要



  • - 場所: 北海道美唄市落合町栄町 安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄
  • - 実施日時: 2025年11月25日
  • - 実施主体: カディンチェ株式会社
  • - 体験デザインディレクション: sabakichi / Yuki Kinoshita (Domain)
  • - 技術協力: 株式会社NTTコノキュー
  • - 協力: 認定NPO法人 アルテピアッツァびばい

この実証実験は、公益財団法人東京都中小企業振興公社による支援を受けて行われました。


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会社情報

会社名
カディンチェ株式会社
住所
東京都渋谷区代官山町14-23セントラル代官山5F
電話番号

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