ラーメンの未来
2025-04-24 11:45:46

地域資源を活かした新たなラーメンプロジェクトの始動

地域資源を活かした新たなラーメンプロジェクトの始動



京都に本社を置くキラメキノ未来株式会社は、社会問題となっている放置竹林を利用して国産メンマを製造し、運営するラーメン店「キラメキノトリ」で提供する『京都産メンマプロジェクト2025』を今年も実施します。これは昨年に引き続き行われるもので、竹林の整備と地域貢献を意識した取り組みです。

近年、竹林は適切に手入れをしないと乱雑になり、周囲の樹木を枯れさせる恐れがあるため、地域社会における深刻な問題として認識されています。キラメキノトリでは、メンマの原料である幼竹を成育する竹林を利用することに着目し、昨年367本の幼竹を伐採し、約700キロの国産メンマを製造しました。これにより、地元の資源を活用し、ラーメンに新しい風味を加えることができました。

このプロジェクトの本旨は、放置竹林問題の解決に向けた第一歩を踏み出すことです。一般的なラーメン店では、外国産のメンマが多く使用されている中、キラメキノ未来は自家製メンマとして京都産を使用し、地域経済に貢献する取り組みとしても注目されています。

2025年版プロジェクトの概要



『京都産メンマプロジェクト2025』は、4月から5月にかけて幼竹の購入と伐採を行い、5月から7月にかけてメンマを製造します。そして完成したメンマは、順次「キラメキノトリ」のラーメンにトッピングされる予定です。また、今年は京都府立八幡支援学校高等部普通科の学生たちと協働で実施します。彼らは竹林に参加し、専門家の指導の下、収穫や皮むきなどのプロセスに挑戦し、メンマ製造に貢献する機会を得ます。このような活動は、教育や福祉と結びついた実践的な経験を提供し、地域とのつながりを深めます。

また、京都芸術大学の学生たちも「くあたけプロジェクト」を通じて本プロジェクトに参加し、マスコットキャラクターをデザインしたノベルティを制作し、啓発活動も行います。これにより、本プロジェクトの認知度を高めるとともに、地域資源の大切さを広めていくことを目指しています。

未来のラーメンの在り方を模索



キラメキノ未来は、ただラーメンを提供するだけでなく、環境保護や地域住民の福祉に貢献できる「食」の新たな形を模索しています。地域の資源を最大限に活用し、小規模ながらも各地域と密接に結びついた事業モデルを展開することで、持続可能な社会を目指していく方針です。

私たちの食べるものがどのように作られているのかを考えることで、地域や環境とのつながりを再発見できる機会を提供しているのです。今後もキラメキノ未来の取り組みに注目し、地域と共に歩むラーメンの未来を見守っていきましょう。このプロジェクトが多くの人々に支持され、地域全体に良い影響を与えることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社吉野家ホールディングス
住所
東京都中央区日本橋箱崎町36-2Daiwaリバーゲート18階
電話番号
03-5651-8771

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