徳島県神山町で若手起業家育成の新プログラム開催!
2025年11月29日と30日の週末に、(株)まつりばが主催する「LEAN STARTUP BASE」が徳島県神山町で行われました。このプログラムは、神山町が持つ独自の「創造的過疎」の精神を基に運営されており、今回で4回目の開催となります。特に今年は、初めてスポンサー企業を迎え、賑わいを見せています。
参加者の多様性
プログラムには、札幌、福岡、東京からの若手起業家や、地元の神山高専、徳島大学、阿南工業高専の学生が参加しました。彼らは、新規事業創出プロセス「Lean Startup」を学びながら、地域の自然やアート、テクノロジーとの融合した環境の中で起業体験を行いました。
起業体験プログラムの内容
この2日間で、参加者は擬似的に株式会社を設立し、神山仮想法務局に登記するという実践的な経験を積みました。参加者はそれぞれがアイデアを提案し、投票によって選ばれた6つのアイデアをもとにチームを結成。試作品の作成や顧客開発に向けて活動を行いました。
参加者の声
中村晋さん(株)コマースメディア福岡支社
「2日間という短い期間で、サービスのプロトタイプ検証まで達成することができ、大きな手応えを感じました。身近な課題がサービスづくりの出発点になることに気づけたのが大きな収穫です。このプログラムを通じて、従来の視点とは異なる考え方ができるようになりました。」
津山隼人さん 徳島大学2年生
「高校生と企業が対話するインタビューシップ『Hatch+』の事業拡大のために参加しました。起業することには多くのハードルがあると思っていましたが、ここでの経験を通じて、まずは一歩を踏み出すことの重要さを学びました。これから進路選択に悩む学生たちにも、ぜひこの機会を利用してほしいです。」
スポンサー企業の参加
スポンサー企業である(株)PartyのCOO柳瀬裕也さんは「参加者の情熱的な姿勢に触発され、共創の機会を持ちたいと思った」とコメントしました。彼は、起業体験プロジェクトが生み出す新たな可能性に期待を寄せています。
Lean Startupとは?
「Lean Startup」は、事業を迅速に展開するための手法で、GoProやAirbnbなどの成功事例がその実践を証明しています。アイデアを迅速に試作し、顧客の反応をもとに改善を続けることで、新規事業のリスクを低減させます。本プログラムでは、実際のスタートアップの事例を通じてこの理論を学びました。
今後の展望
このプログラムは来年も徳島県神山町で開催される予定です。若手起業家育成への取り組みが、地域の未来を形作ることにつながっていくことを期待したいです。参加希望者は、公式ページを通じて詳細を確認できます。