神奈川県における災害ボランティアの未来を切り開く取り組み
ユニークな長期インターンシップ
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(EMC)の竹内啓介さんと中原勇人さんは、神奈川県庁で行われた「大学生の災害ボランティア活動に関する報告会」にて、7ヶ月間の長期インターンシップの成果を報告しました。この取り組みは、全国的にも珍しいものであり、大学生が災害ボランティアの仕組みを改善することを目的としています。
長期インターンシップは、2025年9月から2026年3月にかけて行われ、学生の視点から災害ボランティア活動がどのように促進できるのかを考えました。竹内さんと中原さんは、災害時のボランティア参加を望む大学生が直面する4つの主な課題、「学業」「費用」「安全面」「社会的評価」について、実体験を基に具体的な解決策を提案しました。
課題と解決策
1.
学業: 多くの学生が、学業との両立を心配し、ボランティア活動に踏み出せないということが課題です。竹内さんは、春休みを利用して活動を行うことで、学業に影響を与えないよう配慮しました。しかし、授業がある期間中に即座に対応できる体制の構築が求められています。各大学の教員との連携を図り、履修範囲に関する対策が必要となります。
2.
費用: 交通費や宿泊費が大きな負担です。これを改善するために、神奈川県とNPOボランティアセンターが協力し、交通費を支援することができる仕組みを確立しました。また、神奈川県内の宿泊施設での利用を通じて、学生の負担を軽減しています。
3.
安全管理: 活動の安全を確保するため、事前に安全対策や行動規範に基づく研修を実施しました。当日の活動はミーティングや休憩を設けることで、被災者への負担を軽減し、無事に活動を終えました。しかし、高い規律を維持するための体制を再考する必要があります。
4.
社会的評価: ボランティア活動が評価されづらい現状を改善するために、JAVOがボランティア証明書を発行することが予定されています。これにより、学生が参加したことの証明となり、将来に役立つスキルを明確にしていくことが期待されています。
県知事への報告
報告会では、黒岩祐治神奈川県知事からも意見が寄せられ、「災害が発生した際だけでなく、長期間に渡るボランティアの必要性」を指摘されました。竹内さんは、「学生だからこそ、地域への橋渡し役になることができる」と強調し、地域住民のつながりを深める活動の重要性を訴えました。
また、神奈川県の職員からも、参加学生が100名超であったことへの評価があり、少なからず若者たちの力を感じる場面も見られました。
まとめ
このインターンシップを通じて、竹内さんと中原さんは、大学生が災害ボランティアに参加する意義を深く理解し、社会の一員としての自らの役割を見出しました。今後、神奈川県及び学内での取り組みをさらに進め、ボランティアに特化した新しい可能性を探ることで、全国にこのモデルを広げることを目指しています。彼の意見も踏まえ、災害に強い社会を構築するために、さらなる教育と実践が期待されます。
アントレプレナーシップ学部の取り組み
武蔵野大学のアントレプレナーシップ学部は、学生が挑戦し成長する場所として注目を集めています。災害ボランティアはその一例であり、学生たちにとって貴重な学びの機会であることが再認識されつつあります。今後の展開から目が離せません。