東京エレクトロン デバイス株式会社(TED)は、このたびクアルコム社との国内販売代理店契約を結び、2024年11月6日より同社製品の取り扱いを開始することを発表しました。新たな契約により、TEDはクアルコム社の先進的なインテリジェントコンピューティング技術を駆使し、エッジAIソリューションの提供を通じて産業界の進展や顧客のビジネス成長を支援することを目指します。
近年AI技術が注目を浴びる中、エッジAIは特にその重要性が増しています。データ処理能力の向上や通信コストの削減が期待されることで、幅広い分野におけるAIの活用が進んでいます。クアルコム社は、高性能かつ省電力なSnapdragon SoCを展開し、スマートフォンやPCだけでなく自動車や産業機器など、多岐にわたってそのビジネスを拡大しています。特徴的なのは、AI専用のプロセッサであるNPUを搭載することにより、端末側でのデータ処理が可能になる点です。
この技術により、レスポンスの向上やプライバシーの保護、通信コストの削減が実現され、エッジAIの利用がますます注目されています。また、産業向けに長期供給が求められる中、クアルコム社はIoT向けのSnapdragonシリーズを通じて安定した製品供給を行うことで、信頼性を確保しています。
さらに、IoT向けSnapdragonシリーズは、マイクロソフトのWindows OSとの組み合わせをサポートしてされています。TEDは、これまでの30年以上にわたる経験をもとに、Windowsを採用する既存のお客様に向けて新たなエッジAIソリューションを提供します。この“Snapdragon+Windows”の統合によって、顧客の製品にさらなる付加価値を加えることが期待されています。
クアルコム社は、TEDが日本での販売代理店となることを歓迎しており、高品質なAI処理とエネルギー効率の良いソリューションを通じて、産業および組み込みIoTビジネスの拡大を目指しています。日本市場はクアルコムにとって重要なビジネスチャンスであり、TEDと共にこの市場での影響力を高めることを楽しみにしています。
加えて、マイクロソフト社はTEDの選任が組織にとっても大きな価値をもたらすとし、クアルコムのエッジデバイスが組み込まれることで、顧客にさらなる価値を提供することができると確信しています。
東京エレクトロンデバイスは半導体製品やITソリューションを扱う商社であり、顧客のニーズに合わせた開発や設計受託等を行う多様な活動を展開しています。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。
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